2024年6月定例会 古堅茂治 一般質問

古堅 茂治

2024/09/04

◆古堅茂治 議員 
 ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。日本共産党オール沖縄の古堅茂治です。一般質問を行います。
 那覇市市有地をめぐる贈収賄事件について。
 本市の上下水道局用地の所有権をめぐり、知念市長の選対本部長を務めた自民党の前市議会議長に賄賂を贈り、逮捕された被告の会社役員は、公訴事実を全て認め、那覇地裁の有罪判決が確定しています。その公判では、前議長や複数の議員が賄賂関係者からレクチャーを受け、打合わせを数回も行ったことが明らかにされています。
 そこで、賄賂側との打合わせを思料される議員から、厳しい追及を受けた上下水道局の見解と、選対本部長と収賄側の前議長と深い関係のある市長の見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 金城達也上下水道部長。

◎金城達也 上下水道部長 
 お答えします。
 議員御質問の上下水道局用地の所有権に対する案件につきましては、これまで議会の定例会や所管事務調査において、一貫して本市の所有であることを主張しお答えしてきており、通常の手続にのっとり対応してきたところでございます。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 お答えいたします。
 市長からは、当該判決について報道により承知している旨が述べられております。また、このような事態が生じたことについては、遺憾であり、裁判において全容が解明されることを望んでいるとのことです

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 政治と金の問題について。
 政治資金規正法は、パーティーを、対価を徴収して行われる催物と位置づけています。2022年に開催された政治資金パーティー「知念さとるさん励ます会」は、収入1,740万円、支出65万4,105円でその利益率は96.2%です。1万円のうち経費は380円で、9,620円が利益となります。何と会費の96.2%が事実上の献金となっています。
 そこで、4月に開催された知念市長の政治資金パーティーの概要と本市職員の参加状況を伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 「那覇市長 知念さとる 市民と語る会」につきましては、令和6年4月22日午後6時より、パシフィックホテル沖縄の万座・珊瑚の間で開催され、会費は1万円だったと聞いております。
 開催に当たっては、広く市民・企業の皆様に参加を呼びかけたとのことでありますが、参加者の詳細については把握してございません。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 市の幹部のパーティー券購入と参加状況を伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 参加者の詳細については、本市では把握しておりません。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 パーティー券購入はどなたからでしょうか。市の幹部、元議長、元市幹部なのか伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 お答えいたします。
 本市では把握しておりません。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 主催された市長にお聞きします。パーティー会場では、市の職員の塊があったと参加者から伺いました。本市職員へのパーティー券の販売枚数を伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 お答えいたします。
 こちらのほうも本市では把握してございません。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 市職員から怒りの通報がありました。庁舎内執務エリアで仕事中の課長クラスまでにも、案内状を配りパーティー券を販売していますね。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 勤務時間中にパーティー券の販売が行われたかどうかについては承知しておりません。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 まともな答弁がありませんので、具体的に質問します。
 総務部長、政策調整統括監は4月の政治資金パーティーに参加しましたか。

○上里ただし 副議長 
 仲本達彦政策統括調整監。

◎仲本達彦 政策統括調整監 
 業務外の時間帯でございまして、また個々人の政治思想、信条あるいはまた内心の自由に関わるものでございます。御答弁は差し控えるべきだと考えております。御理解賜りますようお願いいたします。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 都合の悪いことは、全て逃げています。本当に許せない対応だと思います。
 私が今回、指摘している庁舎内執務エリアでの市長の政治資金パーティー券の販売問題などは、看過できない法律違反の可能性があります。職員の襟を正すためにも、実態掌握の調査を行うべきです。答弁を求めます。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 本件にかかわらず職員においては、勤務時間中には公務に専念していただくものかと思っております

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。
 休憩いたします。
           (午後1時6分 休憩)
           (午後1時6分 再開)

○上里ただし 副議長 
 再開いたします。
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 失礼いたしました。
 こちらのほうは、先ほど調整監もおっしゃいましたが、個々人の見解で行っていることかと思いますので、調査は行いません。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 明確に調査を行わないというひどい答弁です。
 全国では、市の上司から部下への案内状配布、議員からの案内状配布、パーティー券販売、市職員による販売などが発覚し、有罪の判決を受けている事例が多くあります。
 モニター資料1を御覧ください。
       (モニター使用)
 政治資金パーティーのパーティー券の販売目的で来庁した方を、現職の市職員が訪問目的を知った上で、庁舎内の職員の執務エリアに案内を行うこと、市職員が勤務中に案内状配布、販売を援助した場合は、地方公務員法第36条第2項、政治資金規正法第22条の9に抵触するおそれがあり、これらの法律に違反する可能性があると考えられます。見解と対応を伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 お答えいたします。
 本件にかかわらず、職員においては、勤務時間中に公務に専念していただくことが肝要であると考えております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 公務に専念することが当然ですよ。しかしそれがやられていないからこういう質問をしているのに、まともに答えない。情けない話ですよ。
 モニター資料2を御覧ください。
       (モニター使用)
 公務員は一般職、特別職を問わず、その地位を利用して選挙運動をすることが禁止されています。
 政治資金パーティーをめぐっては、政治資金規正法で公務員が地位を利用して部下らに費用を払って参加を求めることと、公務員がパーティー券の販売に関わることも禁止しています。市職員の法令遵守、綱紀粛正を徹底すべきです。当局の対策、対応を伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 本件にかかわらず、公務上ふさわしくないと認められる行為については、適切に対処していくべきと考えております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 市職員が勤務中に、政治資金パーティーの販売募集を援助した場合は、法律違反の可能性があります。案内状の受け取り、配布、支払い、立替えなどもそれに当たるのではないでしょうか。庁舎内での政治資金パーティー券の販売と購入は、市として一切禁止すべきです。対応を伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 お答えいたします。
 本件にかかわらず、職員においては、勤務時間中に公務に専念していただくことが肝要であると考えております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 本当に情けない対応です。
 小樽市では、政治資金パーティー券販売で関わりのあった11人の部長が起訴され、有罪となる事件を受けて、市職員の倫理向上に向けたコンプライアンス推進方策として、小樽市職員倫理条例の制定、コンプライアンス委員会の設置、法令遵守担当部署の新設、イベントチケット等の取扱いガイドラインの策定、コンプライアンスハンドブックの作成などを行っています。
 本市は、今回私が指摘した市長のパーティー券販売問題を真摯に受け止め、再発防止、職員の綱紀粛正へ具体的取組を行うべきです。答弁を求めます。

○上里ただし 副議長 
 休憩いたします。
           (午後1時10分 休憩)
           (午後1時10分 再開)

○上里ただし 副議長 
 再開いたします。
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 繰り返しになりますが、本件にかかわらず、職員においては勤務時間中には公務に専念していただくことが肝要であると考えております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 政策調整監、こういう答弁でいいんですか。具体的に、どのような取組をするのかと聞いているんだよ。調整監、答えてください。

○上里ただし 副議長 
 仲本達彦政策統括調整監。

◎仲本達彦 政策統括調整監 
 個々人それぞれに思想、信条の自由そして内心の自由がございます。その領域に踏み込むのも少しちゅうちょが出てこようかと考えております。
 今申し上げましたとおり、勤務時間中においては、公務に専念していただくということがもとよりでございますので、引き続きその行動を徹底してまいりたいと考えております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 このような態度では、小樽市と同じような事例が起きますよ。実際起きているわけですよ今。これ内心の自由の問題ね。ちゃんとさっきもモニターで映したように法律違反の問題ですよ。それを職務に専念するような、こんな鼻をくくったような答弁をして、これで本当に職員を守ることができるのか。職員を守るために私は質問しています、今。
 市長に伺います。庁舎内での執務中の市職員に対して、政治資金パーティーの案内状配布、券の販売はやめるべきです。知念市長の明確な答弁を求めます。

○上里ただし 副議長 
 知念覚市長。

◎知念覚 市長 
 「市民と語る会」の開催については、広く市民・企業の皆様に参加を呼びかけたと伺っております。
 基本的に、私のほうから個々人にこの案内をしたということは一切ございません。また、誤解のないように申し上げますけれども、特別職にも私は一切声をかけておりません。ましてや職員にそういうことで声をかけるということは一切ございません。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 市長がなくても課長職まで案内状が配られ、券の販売が行われているわけですよ実際。この問題をどう見るかということですよ、今問われているのは。その問題をどう考えますか。課長職まで券は売られているわけですよ実際。職務中の職場で。

○上里ただし 副議長 
 休憩いたします。
           (午後1時13分 休憩)
           (午後1時13分 再開)

○上里ただし 副議長 
 再開いたします。
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 繰り返しになりますが、本件にかかわらず職員においては、勤務時間中は公務に専念していただくことが肝要かと考えております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 今証拠を出しなさいという発言が後ろからありました。これを聞いている職員の皆さん、ぜひ内部通報制度を利用するなり、そして直接こちらに連絡するなり、
     (議場より発言する者あり)
 幾らでもありますよ、証拠は。
 次に、自民党の裏金づくりの原資となった企業団体による政治資金パーティー券購入は、を変えた企業・団体献金です。国会衆議院を通過した自・公・維の政治資金規正法の改定案は、最新の世論調査で7割が評価していません。クリーンな政治を実現するためには、本質的に賄賂である企業・団体献金を禁止し、さらに企業・団体によるパーティー券購入を禁止すべきです。市長の答弁を求めます。

○上里ただし 副議長 
 知念覚市長。

◎知念覚 市長 
 まず企業・団体献金ということですけれども、私に関して言えば、関係する政治団体は収支報告書のとおり企業・団体献金は受け取っておりません。
 次のパーティー券についてですけれども、これは現実問題として、例えば私のような初めて選挙に出る、世襲でもない、地盤も看板もない人にとっては、さらに政党にも属していないという者が、政治を志すことができる新たな仕組みを講じない限り、現行の制度を是認せざるを得ないと私は思っております。したがって、現行制度の下で法にのっとって私のほうでは開催してきているということでございます。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 私は2月定例会でも贈収賄事件、収支報告書への不記載など政治と金の問題を質問しました。
 モニター資料3を御覧ください。
       (モニター使用)
 その問題に関連した私への懲罰に対して、私が弁明・反論を行った議事録の一部です。前議長をめぐる贈賄側の公判で、前議長と複数の議員が賄賂を贈った関係者からレクチャーなどを受け、数回も打合わせをして、議会質問を行ったことが明らかにされています。この問題、市議会と議員の政治倫理、モラルが厳しく問われている重大問題です。議長として全議員として、真相の解明と再発防止に取り組む必要があります。公判で指摘された復数の議員らは、自ら市民への説明責任を果たすべきです。
 次にモニター資料4を御覧ください。
       (モニター使用)
 6月13日の「しんぶん赤旗」のスクープ記事です。沖縄の自民党現職県議10人が代表を務める自民党支部などで、2020年から3年間の政治資金収支報告書に少なくとも15件、346万円の収入が記載されていない疑いが新たに明らかになっています。自民党県連幹事長の島袋大県議の事務所は、不記載の事実を素直に認めています。この島袋県議の対応と不記載を認めず懲罰で対抗してきた議員とは公僕としての器に雲泥の差があります。
 そこで、不記載は政治活動の公明と公正を確保するとの政治資金規正法に反するのではないでしょうか。選挙管理委員会の見解を求めます。

○上里ただし 副議長 
 平良仁一選挙管理委員会委員長職務代理者。

◎平良仁一 選挙管理委員会委員長職務代理者 
 ハイサイ(こんにちは)。答弁を差し上げる前に一言申し上げます。
 去る6月16日、日曜日に執行されました沖縄県議会議員一般選挙の那覇市及び南部離島7町村選挙区の当選人を決定する選挙会が、本日午後2時から前原委員長が選挙長として開催されますので、議会に出席することができません。よって、私委員長職務代理者の平良が答弁させていただきます。
 では古堅茂治議員の再質問にお答えします。
 政治資金規正法では、「政治団体は、その責任を自覚し、その政治資金の収受に当たっては、いやしくも国民の疑惑を招くことのないように、この法律に基づいて公明正大に行わなければならない。」とうたっております。
 政治資金収支報告書の記載事項については、様々な規定等がございますので、各団体等において担当機関に確認照会し、適切に対応していただければと考えます。
 以上です。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 次に、平和教育、平和行政の拡充について。
 6月23日は慰霊の日です。来年は、戦争終結80年、戦後80年の節目を記念し、悲惨極まる戦争を繰り返させない、沖縄を二度と戦場に、捨て石にさせないために、命どぅ宝・反戦平和の沖縄の心を広く内外に発信することが求められています。
 市長部局、教育委員会での戦争終結80年、戦後80年の記念事業を伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 戦後80年となる令和7年度に向けた取組につきましては、平和のモニュメントなぐやけの周辺整備について、同モニュメントに関連の深い那覇市連合遺族会等と調整を行ってまいります。そのほか、令和2年度より実施している沖縄戦体験者証言記録映像作成事業を、証言者を増やすなどの方法により事業を拡大し、戦後80年記念事業として実施できるよう、関係部署を含めて検討してまいります。

○上里ただし 副議長 
 稲福喜久二教育委員会生涯学習部長。

◎稲福喜久二 教育委員会生涯学習部長 
 教育委員会における次年度の太平洋戦争・沖縄戦終結80周年記念への取組につきまして、本市立小中学校では、6月23日の慰霊の日に合わせて重点的に平和教育に取り組んでまいります。
 命の尊さと平和への大切さを考える平和月間などを設定し、命の大切さを考える道徳教育の授業や平和集会の実施など、平和への継承のため平和学習を進めてまいります。また、公立図書館・公民館では、パネル展示や本の特集などを行い、市民の方々に広く戦争を知っていただき、平和の尊さについて考える学習に取り組んでまいります。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 市長の選挙公約は、「戦後80周年に向け、不戦への決意と平和の想いを広く発信する取り組みを進めます。」となっています。しかし、本市の戦後80周年に向けた構えは貧弱です。
 モニター資料5を御覧ください。
       (モニター使用)
 広島市の被爆80周年記念事業の取組です。53の事業名があります。取り組む方針と平和への思い、構えが違い過ぎます。
 広島市を参考に、戦後80周年記念事業で命どぅ宝・反戦平和の沖縄の心を発信する基本方針を確立し事業を拡充すべきです。
 答弁を求めます。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 沖縄戦後80年を市民、県民の皆様へ広く周知し、平和を希求する心を内外に発信することを目的に沖縄戦後80年事業として、今後各部局等に積極的に取り組むよう依頼してまいりたいと考えております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 公約を言葉だけじゃなく実行してください。
 モニター資料6を御覧ください。
       (モニター使用)
 那覇市戦没者追悼式が開催されるなぐやけの碑のある若狭海浜公園と近接する旭ヶ丘公園の周辺には、対馬丸記念館、戦争慰霊碑、文化関係顕彰碑などがあります。
 私は、幾度も提案してきました。戦争犠牲者を慰霊し、世界の恒久平和を願い、文化をこよなく愛する那覇市民の思い、命どぅ宝・反戦平和の沖縄の心を発信する場所にふさわしい名称へ、戦後80周年記念事業の一環として変更すべきです。見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 本市戦没者の追悼と恒久平和を願う平和のモニュメントなぐやけがある旭ヶ丘公園を含む周辺には、対馬丸記念館や慰霊碑等があることを承知しております。
 公園の名称を変更することにつきましては、旭ヶ丘公園という名称が長年地域住民や市民に親しまれている名称でもあることから、様々な声に耳を傾けながら引き続き検討してまいりたいと考えます。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 何年も同じ答弁です。公約を魂込めて推進してください。
 次に、児童生徒と市民の命と安全を守る対策について。
 学校体育館へのクーラー設置は、児童生徒の熱中症対策と避難所としての環境改善の観点から急務となっています。その設置率を伺います。

○上里ただし 副議長 
 稲福喜久二教育委員会生涯学習部長。

◎稲福喜久二 教育委員会生涯学習部長 
 現在、指定避難所となる本市の小中学校体育館には空調設備は設置されておりません。
 文部科学省の発表によりますと、令和4年9月時点における小中学校体育館などの空調設備設置率は、県内で2.9%、全国で11.9%となっております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 本市は設置なしです。体育館へのクーラー設置の必要性を伺います。

○上里ただし 副議長 
 稲福喜久二教育委員会生涯学習部長。

◎稲福喜久二 教育委員会生涯学習部長 
 小中学校への空調設備設置は、災害時の避難所における熱中症対策に良好な生活環境を確保するための有効な手段の一つであると認識しております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 政府は、空調整備を促す事務連絡を内閣府・総務省消防庁・文科省の連名で各都道府県の防災担当・教育委員会宛てに発出しています。概要を伺います。

○上里ただし 副議長 
 稲福喜久二教育委員会生涯学習部長。

◎稲福喜久二 教育委員会生涯学習部長 
 内閣府・総務省消防庁・文部科学省から令和5年7月31日付事務連絡「避難所における空調設備の設置等について」が各都道府県宛てに発出されております。
 その内容といたしましては、災害時においては慣れない環境での避難所生活などにより熱中症のリスクが高まることから、避難所における熱中症対策として、空調設備の設置等を進めていくことが必要だと示されております。特に、指定避難所に指定されていることの多い公立学校施設については、防災部局と教育委員会関係部局が連携し、空調設備の設置を積極的に検討することが重要だとされております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 モニター資料7を御覧ください。
       (モニター使用)
 空調設置に関しては各種財政措置があります。
 緊急防災・減災事業債の対象では、充当は100%が可能で、元利償還金の70%が交付されます。千葉県船橋市では、緊急防災減災事業債を財源として、全中学校、全小学校、特別支援学校に2年間で設置します。やる気の問題です。財政確保へ知恵と力を発揮すれば実現できます。
 本市でも緊急防災減災事業債などを積極的に活用し、全小中学校へ設置を推進すべきです。教育委員会の決意を伺います。

○上里ただし 副議長 
 稲福喜久二教育委員会生涯学習部長。

◎稲福喜久二 教育委員会生涯学習部長 
 指定避難所となる小中学校体育館への空調設備の設置については、財政措置は文部科学省の沖縄振興公共投資交付金や、緊急防災減災事業債などの制度があります。
 本市の空調設備の設置につきましては、施設整備費や維持管理費などのコスト面の課題が大きく、その他の課題も含め、国や他市町村の動向も注視し、合わせて防災危機管理課や関係課と連携を図り引き続き調査研究してまいります。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 船橋市は、市長の英断によって2か年間で全学校に設置されます。
 知念市長の英断が求められています。市長の決意を伺います。

○上里ただし 副議長 
 稲福喜久二教育委員会生涯学習部長。

◎稲福喜久二 教育委員会生涯学習部長 
 本市の空調設備の設置につきましては、施設整備費や管理維持費などのコスト面が大きいことから、その他の課題も含め、国や他市町村の動向も注視し、合わせて防災危機管理課や関係課と連携を図り、引き続き調査研究してまいります。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 知恵と力を発揮すべきです。
 公益財団法人日本学校保健会の調査で、全国の公立小中高校で食物アレルギーがある児童生徒は6.3%で、少なくとも約52万6,000人に上り、アナフィラキシーを起こしたことがある児童生徒の数も5万1,881人と増えていることが明らかになっています。本市での状況を伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 お答えいたします。
 本市における食物アレルギーを有する児童生徒数は、令和6年1月に実施した調査では、小学校817人、中学校488人、合計1,305人で、全児童生徒数の約4.8%となっております。また、令和5年度の実績としましては、アナフィラキシーなどで緊急搬送された報告はございません。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 同調査で、アナフィラキシーなどを想定した緊急対応の模擬訓練をした学校は26.8%です。本市での状況を伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 お答えいたします。
 本市におけるアドレナリン自己注射、いわゆるエピペンの取扱いについての実習や関係機関への通報など、緊急時の対応を想定した演習等を含む実践的な訓練を行っていた小中学校は、67.9%となっております。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 高い取組です。高く評価いたします。
 アナフィラキシーによって血圧低下や意識障害を来し、場合によっては命に関わることもあります。早急な対応が求められる疾患です。救える命を失うことは絶対にあってはなりません。
 模擬訓練など、今後の取組強化策を伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 お答えいたします。
 今後も各学校に対して、実践的な訓練による食物アレルギーへの対応強化を依頼してまいります。

○上里ただし 副議長 
 古堅茂治議員。

◆古堅茂治 議員 
 命に関わる重要な取組です。全力を尽くしてください。
 区画整理、建築基準法、宅地擁壁については、具体的な質問は時間がありませんので、できません。
 那覇市は、土地区画整理事業の違法な換地処分については、行政不服審査、司法の最高裁判所まで5連敗をしながらいまだに是正もしていません。法令違反、法解釈ミス、モラルハザードなどで、市民の人権と財産権を侵害し、苦しめ続けることは、行政として絶対にあってはならない行為で言語道断です。
 那覇市は、誤りを指摘されても直そうとしない。負け惜しみで、ひどいこじつけを繰り返す、漱石枕流に終始しています。市長と担当部局は恥を知るべきです。進行中の損害賠償訴訟裁判でもまた負けて那覇市は6連敗となるでしょう。断じて許せない。那覇市の行政による市民いじめ、直ちにやめて是正すべきです。あとは委員会で、引き続きこの問題取り上げていきます。終わります。イッペー ニフェーデービル(ありがとうございました)。

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