2024年11月定例会 前田千尋 一般質問

前田 千尋

2025/02/27

◆前田千尋 議員 
 グスーヨー チューウガナビラ。こんにちは。日本共産党の前田千尋です。日本共産党の代表質問に引き続き、初めに1.学校給食費の無償化について質問いたします。
 学校給食費無償化は、全国知事会や全国市長会からも、国が責任を持って費用を負担し、実施することを求めています。知念市長ら市長会は、県が2025年度から中学給食費を半額補助する予定に対し、到底受け入れられないとしています。学校給食費無償化は知念市長の重要な選挙公約です。市民への裏切りではないでしょうか。見解を問います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 お答えいたします。
 市長は公約で、学校給食費無償化について、沖縄県と連携して実施すると掲げています。
 本市といたしましては、保護者の負担軽減を図るため、県の学校給食費無償化支援事業の補助を活用したいと考えております。
 本市の取組につきましては、県が策定する補助金交付要綱に向き合い、最終的な制度設計を策定していきたいと考えております。

○上里ただし 副議長 
 仲本達彦政策統括調整監。

◎仲本達彦 政策統括調整監 
 公約への向き合い方の観点から答弁申し上げます。
 市長は公約で給食費無償化について県と連携して実施するとしております。厳しい財政下ではありますが、経費の半分、県と折半により、その無償化を実現したいとの思いであり、これまでその決意と意欲を明確に示しております。また、県市長会の要請は、県の方針が中学生のみの補助などに限定されることに対するものであり、各市の個別の事情はそれぞれ異なるものと認識しております。
 いずれにいたしましても、市長は公約実現に誠実に向き合っており、その前提である県との折半、このバランスが図られるよう、引き続き県との調整が急がれるものと考えております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 子ども食堂などを支援する公益財団法人みらいファンド沖縄と沖銀経済研究所がフードバンクなど食支援を利用している県内の子育て世代の現状の調査結果を出しました。支援の希望の81%がお米です。家にお米がない。お米が買えない。就学援助の対象にならない世帯でも物価高騰でお米を買うのが本当に大変、こういった声がたくさん寄せられています。
 子供たちからは給食がないから夏休みはないほうがいいと厳しい現実の声があります。子育て世帯への重要な経済支援として学校給食費無償化の実現は待ったなしではないでしょうか、見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 学校給食費無償化につきましては、物価高騰の状況下において子育て世帯の負担軽減を図るため、有効な施策だと考えております。
 本市といたしましては、県が策定する補助金交付要綱が整い次第、最終的な制度設計を策定していきたいと考えております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 学校給食費無償化の実現に向けて、今おっしゃったように県が半額を補助します。県が示した補助金額は、現在の本市の中学生の保護者が支払っている学校給食費の半額であることは間違いありませんか。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 県の説明資料によりますと、県の補助対象経費及び補助額は、条例等で定める中学生の学校給食費で、就学援助対象者を除く保護者の2分の1となっております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 もう一度明確に聞きますけれども、中学生の保護者が支払っている月5,000円の半額で間違いないかどうか、もう1回聞きます。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 就学援助対象者を除く中学生の保護者が負担する学校給食費の半額となります。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 今半額ですね。私たち日本共産党も提案し実現した物価高騰の影響による学校給食費の値上げをさせないために、本市が一般財源で負担し支援していることについて評価しております。この間、自公政権は就学援助制度の国負担を減額し、地方自治体の負担を増額しました。本来ならば就学援助制度や物価高騰に対する施策も国が責任を持って負担すべきです。憲法26条第2項には、義務教育は無償化と掲げられています。学校給食費無償化は国の全額負担によって行うべきです。その実現のために、本市は沖縄県と連携をして国へ要請すべきです。見解を問います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 本市におきましては、学校給食費無償化について、学校給食費を国の制度として必要な財政措置を講ずるよう中核市市長会、九州市長会及び全国市長会を通し国に要望しております。引き続き要望してまいります。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 市が要望していることは大変理解しております。評価をしております。
 続けてもう1つ聞いております。沖縄県と連携して国の責任で学校給食費無償化を実現せよと国へ要望すべきです。見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 国への要請については、必要に応じて機会を捉えながら連携してまいります。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 一緒になって中学生も小学生も学校給食費無償化の実現を国の責任においてやるべきというところで、一致点で御一緒に取り組んでいきたいと思います。日本共産党も全力で頑張ります。よろしくお願いします。
 続きまして2.教育行政について質問いたします。
 (1)教職員の休職人数とその理由を伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 お答えいたします。
 令和6年度の病気休職者数につきましては、11月末時点で40人となっており、内訳は、精神疾患が29人、妊娠に関する疾患が3人、その他の疾患が8人となっております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 メンタルヘルスでお休みをしている、精神疾患とおっしゃっておりましたが、教職員の相談体制について伺いたいと思います。専門家による相談体制はできているのかも伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 本市立小中学校教職員のメンタルヘルスの相談体制につきましては、産業医による健康相談を月1回実施しており、教育委員会の保健師への相談も随時受け付けております。また、外部の相談窓口を設置しており、オンラインで精神科医や公認心理師などの専門家に相談できる体制を整えております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 復職支援についても丁寧な対応をぜひお願いしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
 次に(2)本市小中学校で担任未配置の学級があるんでしょうか。伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 本市立小中学校において、令和6年9月1日現在の担任未配置校は、中学校2校、小学校はございませんでした。また、11月1日現在の担任未配置校は小学校4校、中学校2校となっておりましたが、11月末日時点においては、小学校1校、中学校はございませんでした。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 小学校の担任の未配置を解消するために全力で頑張っていることは評価しております。引き続き頑張っていただきたいのですが、担任以外の専門教科の未配置はありますか。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 本市立小中学校において、令和6年11月1日現在、担任以外の教員未配置人数は、小学校及び中学校共にございませんでした。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 担任未配置で担任の先生が途中で代わることによって児童生徒への影響について伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 これまで信頼関係を築いてきた担任が途中で代わることで、児童生徒によっては不安に感じることもあると考えられます。
 学校においては、児童生徒が安心して学校生活を過ごせるよう、適切な支援に努めているところでございます。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 子供たちからは、先生のお休みが続いているとか、担任の先生が代わったよとか、こういった声をよく聞くことがあります。子供たちながらに必死にどうしたのかなとか不安な思いがあると思います。丁寧に接していただければと思って質問いたしました。
 次に、教員未配置の解消に向けての対応を伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 教育委員会としましては、県に対し未配置校の現状を報告することや、教員免許保有者の情報提供など、教員の早期配置に向けて働きかけております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 今教員の先生方が本当に現場で大変な中、教職員の未配置があることも大変心を痛めております。しっかりと教育現場の改善に向けて力を合わせて頑張っていただきたいと思います。
 そのために続くんですけれども、次に教職員評価システムについて質問いたします。
 (3)沖縄県教職員組合(沖教組)から、教職員評価システムがあることによって、教職員同士の横のつながりや相談などが難しい、上司の顔色をうかがっている、孤立になる、教職員間のパワハラの原因ともなっているとの指摘があります。教職員への影響は大変大きいです。教職員評価システムについて伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 教職員評価システムにより、学校の県費負担教職員の人事評価を実施しております。
 教職員がその職務を遂行するに当たり、発揮した能力及び上げた業績について評価するものとなっており、役割達成評価及び資質能力評価により評価しております。
 教職員評価については、教職員組合那覇支部から教育長への要請においてさまざまな意見があることは承知しております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 部長、さまざまな意見の中に評価システムとパワハラが絡んだ事例ということは事実ありますか。○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 具体的な表記については確認しておりません。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 ちょっと調整の中ではあったとお聞きしております。ちゃんと確認をしていただきたいと思います。
 沖縄県教職員組合(沖教組)から評価システムによる教職員の皆さんからの相談が増えているそうです。2021年に、3年前ですけれども、沖教組が取ったアンケートで、教職員や小中学校の校長先生に行ったアンケートによりますと、教職員だけでなく、校長先生の方々も教職員評価システムに悩んでいることが明らかになっています。
 アンケート結果によりますと、教職員では「面談中にパワハラがあった」との質問に「はい」が5%、「どちらともいえない」、つまり「ないとはいえない」が8%で、合計14%でした。
 また、人事評価制度について、「教職員の資質向上が図られたか」の質問に対し、「はい」は15%で、「どちらともいえない」49%、「いいえ」が36%で、合計85%が「図られていない」との答えを持っています。人事評価で「自分のモチベーションが上がっているか」の質問には、「はい」が16%に対し、「どちらともいえない」39%、「いいえ」は45%で、「活性化にはなっていない」と多くの教職員の実感でした。
 管理職、小中学校の校長先生へのアンケートでは、「人事評価制度の目的である教職員の資質向上に合った評価はできていない」が9%、「人事評価の目的である学校組織の活性化に沿った評価はあまりできていない」が21%、「人事評価のシステムについて改善が必要だ」ということは51%、「評価システムは学校にそぐわないと思う」が25%もいました。
 評価によって教職員のお給料が直結するわけです。校長先生方もこの制度に悩んでいることが明らかとなっています。教員の皆さんが同僚や先輩職員と連携しながら子供たちのために活躍できる教育現場を教育環境とするためにも、教職員評価システムは廃止すべきです。見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 沖縄県の教職員評価システムは、教職員の資質能力の向上及び学校組織の活性化を図ることを目的としており、本市教育委員会としましては、評価者が教職員の適切な評価に取り組めるよう支援してまいります。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 こうした不安の声、不満の声、相談の声があるわけですね。事実をしっかりと理解していただいて、安心して働ける環境現場になるように改善を求めてまいります。
 続いて3.道路行政についてです。
 (1)第一牧志公設市場周辺などの中心商店街の市道において、インターロッキングブロックなどが壊れて陥没している場所が多数あります。大変危険です。市民から「転倒事故もあった、早く修繕してほしい」と切実な声が届いています。
 市場関係者からは、先日の新たなアーケード設置のお祝いが行われた際、知念市長にも現場を見ていただいたとの報告を受けました。市長、どうでしたでしょうか。
 これまでにも安全安心に訪れることができるためにも、全面的な改修・修繕計画を策定し、早急に実現することを求めてきました。見解と対応を伺います。

○上里ただし 副議長 
 幸地貴都市みらい部長。

◎幸地貴 都市みらい部長 
 お答えいたします。
 公設市場周辺の道路につきましては、舗装材としてインターロッキングブロックが使用され、経年劣化や荷捌き車両などの影響により、部分的に破損やがたつきが発生していることを確認しております。
 その対応といたしましては、歩行者などの通行に支障を来している箇所を優先し、適宜修繕を実施しております。
 全面的な改修につきましては、多くの管理路線を抱える中でどのような対応ができるのか、優先度などを考慮しながら、引き続き対応を検討してまいりたいと考えております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 写真をお願いします。7枚ほど用意をしました。
 出てこないですか。
       (モニター使用)
 進めましょうか。
 公設市場建築の際には大型車が通るたびにできた歩道の大きな穴は黒いアスファルトで舗装されています。大変見栄えが悪く凸凹しています。この凸凹で訪れた人も転倒しています。穴が空いたらアスファルトで覆い、また穴が空いたらその上に重ねて防ぐ、応急処置としては必要ですが、そのままとなっています。凸凹になった市道は大変危険な状態です。点字も途中で途切れています。
 写真できないですか。

○上里ただし 副議長 
 休憩いたします。
           (午後2時18分 休憩)
           (午後2時40分 再開)

○上里ただし 副議長 
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 交通行政の市道について、写真を7枚投影させていただきます。次お願いします。
       (モニター使用)
 これは公設市場のほうから浮島通りに向けてやってるんですが、黒いところが、インターロッキングブロックが壊れて穴が開いて陥没したりして、これを穴を埋めていただいているところです。先のほうにもありますけど、次お願いします。
       (モニター使用)
 こちらのほうも埋められています。ここはもう点字がなくなっていますね。次お願いします。
       (モニター使用)
 こちらも次々と穴の上を塞いで塞いでということで、今ボコボコになっています。お願いします。
       (モニター使用)
 ここも大変人も通りますし、車も通るんですけれども、もうボコボコになっていて、段差があって転んだ人がいたりするんです。次お願いします。
       (モニター使用)
 この先が浮島通りになってます。ありがとうございました。写真はこれで終わりだと思います。
 新公設市場建設の際には、大型車が通るために歩道の大きい穴をアスファルトで舗装されています。それ以後も、車だとか人が通るたびに穴が空いてるよということで、那覇市のほうでは応急処置をしてもらっています。それでも大変見栄えが悪く凸凹しています。この凸凹で訪れた人が転倒もしています。
 穴が開いたらアスファルトで覆い、またその穴が開いたらその上に重ねて防ぐ。応急処置としては必要なんですが、そのままとなっています。凸凹になった市道は大変危険な状態です。点字も途中で切れているのを確認していただきました。
 また、観光地なのに見栄えが悪いとの声もあります。浮島通りから訪れる観光客や公設市場など視察団も多く、公設市場は新しくきれいだけど、那覇市の足元を見るとおよそ観光地とは言えない状態、安全も確保されているのかとの声が聞こえています。
 全面的な改修にはまだ時間がかかるとのことですが、現在のような補修を重ねたつぎはぎだらけの状態のままでは、歩行者の安全を確保することはできません。部分的な修繕だけでなく、もっと面を広げて、範囲を広げた面での補修は検討できないんでしょうか。見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 幸地貴都市みらい部長。

◎幸地貴 都市みらい部長 
 お答えいたします。
 修繕工事につきましては、歩行者の安全性を優先する観点から、穴ぼこやがたつきがある箇所を緊急かつ局部的に実施をしておりましたが、今後は状況に応じて範囲を広げるなど施工方法を検討し、補修を行ってまいります。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 どうぞよろしくお願いします。
 早急な点検、補修が必要だと思います。安全な市道を確保すべきです。全面的な改修の計画を早めに作って実行できるように、よろしくお願いいたします。
 次に、浮島通りなどの一方通行道路において自転車の逆走が頻繁にあります。周辺住民の皆さんから大変危険だとの声があります。現状と自転車の逆走を無くす対応を伺います。

○上里ただし 副議長 
 加治屋理華市民文化部長。

◎加治屋理華 市民文化部長 
 当該箇所の事案につきましては、市民相談でも目立った意見は寄せられておらず、承知しておりませんでした。
 本事案に対する取締まりにつきまして、那覇警察署に確認したところ、自転車においても逆走は違反となりますが、現在の対応としては悪質な走行を除き、基本的には警告、指導を行っており、悪質性の高い違反については捜査を実施し、検挙を検討しているということでした。
 今後は、通り会などの御協力もいただきながら、適切な走行を行うよう周知を図るとともに、警察に対しましても、逆走する自転車への指導を強化していただけるよう依頼してまいりたいと思います。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 市民相談に寄せてないんだけど、でもこんな不安があるんだよという声が、歩けば声をかけていただくことが多くなってきました。浮島通りは特に歩道は広くないです。大人2人が並んでやっとの場所もあります。安全な環境をつくるためにも交通安全ルールの周知、これからも徹底的にお願いしたいと思います。
 次に、子ども食堂への備蓄米無償交付制度について質問します。
 今年9月から子ども食堂などに提供している政府備蓄米の無償交付制度が新日本夫人の会や農民連などの声で改善されました。制度の概要と本市の子ども食堂での活用について伺います。

○上里ただし 副議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 政府備蓄米の無償交付制度は、農林水産省が食育の一環としてご飯食の推進を支援することを目的に、学校や子ども食堂等に無償でお米を交付する制度です。
 本市の子ども食堂を含む子どもの居場所での活用状況につきましては、令和3年度は2団体で150キロ、令和4年度は1団体で240キロ、令和5年度は8団体で1,050キロ、今年度は12月2日現在5団体で1,260キロとなっております。
 今年9月の主な運用改善としては、これまで四半期ごとの申請受付でありましたが、年間を通して可能になりました。さらに令和7年1月には、子ども食堂等が申請する際の提出書類の簡略化などが予定されております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 本市の子どもの居場所に対する当該制度の周知や申請手続の支援体制について伺います。

○上里ただし 副議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 本市が那覇市社会福祉協議会に委託実施している子どもと地域をつなぐサポートセンター糸では、ネットワークに加入する団体を対象に、SNSなどを通じて当該制度の周知を図っております。
 また、各団体から相談があった場合には、申請手続をサポートするなどの支援も行っております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 私が聞いたところでは、月に1回40~50人の食堂だと、なかなかこの無償配布のものにはあまりメリットを感じないというところもありました。
 政府備蓄米の無償交付を受けていない、こうした団体に対してサポートセンター糸はどのような支援を行っていますか。

○上里ただし 副議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 サポートセンター糸では、ネットワークに加入する子どもの居場所のうち、食事支援を行っている団体を対象に、個人、企業等からの寄附金で購入した食料品や寄贈していただいた食料品を配分するなど、お米を含めた食料支援を行っております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 本当にサポートセンター糸の役割は重要だと思います。引き続き頑張っていただきたいと思います。
 物価高騰の中、お米を買うことを躊躇してしまう家庭も多くなりました。子ども食堂が続けて行えるように、糸を通じて引き続きこの備蓄米無償交付制度の周知の評価と手続きの援助をよろしくお願いいたします。
 次に命を守る取組と教育行政について質問いたします。
 今、私たちの飲み水は安全なのか、との心配の声があります。この質問は那覇市の水が安全で安心して飲めることは大前提のもとで行ってまいります。
 (1)児童生徒の学校での水分補給の現状と小中学校の冷水機の設置について伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 お答えいたします。
 児童生徒の学校での水分補給は持参した水筒によるか、学校の水道や冷水機により行っております。
 現在、備品管理システム上で把握できる冷水機の台数につきましては、小中学校53校中8校、計18台となっております。
 内訳は、小学校が与儀小学校1台、真地小学校1台、城南小学校2台、中学校が小禄中学校1台、松城中学校2台、古蔵中学校3台、仲井真中学校4台、石嶺中学校4台となっております。
 設置場所としては、共有共用スペースや体育館などとなっております。
 また、冷水機については寄贈いただいている場合が多い状況となっております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 体育の授業の後などに、教室にクーラーがあるものの汗がなかなか引かない、部活動をした後も冷水機があるといいな、水道の水はぬるくておいしくない、だから小中学校に冷水機を設置してほしいと子どもたちからの声がありました。子どもたちの声をしっかりと受け止めて、設置を進めてほしいです。いかがでしょうか。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 御意見は大切だと考えておりますので、学校から設置要望があった場合、学校の備品購入予算の範囲内で対応してまいりたいと考えております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 県外では子ども議会などに提案があり、教育委員会で補助金を活用し、冷水機の設置をしている自治体の事例や検討を始めている教育委員会もあります。今後の対応を伺います。

○上里ただし 副議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 整備については、今後他自治体や国の動向などを注視してまいります。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 お願いします。
 次に、11月に教育福祉常任会で東京都豊島区に視察に行きました。この質問の視察ではなかったんですけれども、私たちが訪ねた公共施設においてみんなが使える給水器がありました。
 環境問題としてペットボトルの活用をなくしていくことは、プラスチックごみの削減、二酸化炭素排出量の削減につながります。すぐにできることの一つかと思います。
 公的施設における冷水機や給水器の設置状況と環境施設としてマイボトルの活用することについて伺います。

○上里ただし 副議長 
 儀間規予子環境部長。

◎儀間規予子 環境部長 
 お答えいたします。
 本市の公共施設には冷水機を設置しておりますが、マイボトルを使用できる給水器については設置しておりません。
 マイボトルの利用は行動が目に見える形での取組であり、ペットボトルをはじめとするプラスチックごみの削減に寄与するだけでなく、ごみ焼却に伴う二酸化炭素排出の削減につながる意義のある取組であると認識しております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 写真をお願いします。2枚あるので続けてお願いします。
       (モニター使用)
 豊島区では、区役所や図書館、身体障害者福祉センターなど、子ども支援センターや区民ひろばや青少年の集まる場所など、26か所にプラスチックごみの削減の推進や熱中症、熱中症予防対策として、給水機を設置しています。
 本市でも導入を検討してください。見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 儀間規予子環境部長。

◎儀間規予子 環境部長 
 議員御提案のマイボトル専用の給水機については、設置場所や管理費用などの課題を整理しながら、関係部署に事例等を情報共有してまいりたいと思います。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 お願いします。
 防災行政について聞きます。
 防災備蓄品の更新時には、備蓄していた生理用品やおむつなどを市民へ配布、提供することができるかを伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 食料品の備蓄品については、賞味期限が近いものから生活困窮世帯の支援や防災訓練や小学校の給食などで使用し、防災意識の向上に活用しております。
 一方で、生理用品やおむつなどの備蓄品については明確な使用期限がなく、食料のように基準がないことから、これまで配布や活用には至っておりません。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 今後、生理用品やおむつを更新する場合はどう取り扱うのかを伺います。

○上里ただし 副議長 
 島袋久枝総務部長。

◎島袋久枝 総務部長 
 今後、生理用品等も含めた備蓄計画を更新する予定をしております。食料品以外の備蓄品に関する使用期限を独自に設定することにより、生活困窮世帯への支援などで有効活用することができるのではと考えております。

○上里ただし 副議長 
 前田千尋議員。

◆前田千尋 議員 
 よろしくお願いいたします。以上で終わります。ありがとうございました。

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