2024年11月定例会 湧川朝渉 補正予算(ゲートウェイ2050)に対する質疑
◆委員(湧川朝渉)
日本共産党の湧川朝渉です。
それでは、2024年度那覇市一般会計補正予算(第6号)、企画財務部企画調整課分、GW2050PROJECTSについて質疑をします。
皆さんに事前に出てるものからまずやりますので。
(1)GW2050PROJECTSは、那覇空港の機能強化と本島西海岸の基地跡地利用計画を経済界が主導して作成するものとなっている。このGW2050PROJECTSに沖縄県が入っていない理由を問います。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
お答えいたします。
当該事務局へ確認しましたところ、本プロジェクトは、市町村の都市計画マスタープランなどを踏まえ、経済界と基地を抱える自治体が主体となり調査検討を行うものとなっており、沖縄県が策定した新・沖縄21世紀ビジョン基本計画における世界最高水準を見据えた拠点空港などの整備や、中南部都市圏の形成と駐留軍用地跡地の有効利用と整合が図られているとのことでございます。
また、沖縄県においては、県議会の6月定例会において、本プロジェクトの調査結果などを踏まえ、今後の展開を議論していきたいとの考えが示されております。これらのことから、沖縄県に対しては、参加の呼びかけを行っていないとのことでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
いろいろありましたけどね、この協議会へ呼びかけてないんですよ、そもそも。呼びかけていない。
これ最後のほうが結論ですよ。長々と説明はありましたけども。
2番目ですね。
沖縄県の新・沖縄21世紀ビジョン基本計画にも、沖縄振興計画ですけども、基地問題の解決と跡地利用促進法に基づき、跡地整備の円滑な推進を掲げています。沖縄県を入れた計画策定こそ必要ではないでしょうか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
本プロジェクトにおきましては、沖縄県が策定した新・沖縄21世紀ビジョン基本計画との整合が図られていると伺っております。
また、今後、事業を進めていく各段階において、必要に応じて個別に県と意見交換などを実施していくとともに、本プロジェクトの調査結果などを沖縄県や国へ提言することを予定していると伺っています。
これらを踏まえた上で、沖縄県では、その後の展開が議論されるものと考えております。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
失礼な答弁だと思いますよ。呼びかけてもいないのに整合性が取られているって、今からつくるんでしょ、この協議会。大変失礼な答弁じゃない。
次、3問目。
これにある3はね、ちょっと削除します。
改めて、GW2050PROJECTSの予算総額と団体負担金1,192万円の算定根拠ですね。次年度の負担額も教えてください。何に使われるのか、内訳を問います。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
同プロジェクトの今年度の予算総額は、2億230万円となっております。
内訳としましては、調査に伴う業務委託費が1億9,396万円、調査に伴う業務経費として、人件費や印刷製本費などが484万円、その他協議会の運営費として、事務所賃料や光熱費、機器リース費などが350万円となっております。
負担金の算定根拠としましては、協議会運営負担金を除く1億9,880万円について、関係3市と事務局において、経済産業省が定める委託事業事務処理マニュアルにおける経費算定率を参考に10%程度としております。関係3市の負担比率につきましては、各自治体の人口比率と標準財政規模を比較した比率の平均値を参考に6対2対2としていることから、本市の負担金は1,192万8,000円となっているところでございます。
また、次年度の本市の負担金額につきましては、現在まだ予算編成の調整中でありますが、令和6年度同様に、調査検討の実施に係る支援業務委託費など、1,500万円程度を想定しているところでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
これ後で4と5で質疑をしますけども、何か、さも算出根拠があるかのような答弁なんですよ。
だけどおかしいですよ。
4と5で明らかにするけど、地方自治法上、なじまないわけでしょ、この協議会が。
それと、会計管理者に事前質疑はしてないんだけども、負担金でね、その構成団体の人件費を出すことはなじまないですよ。あなた、人件費出すって言ってるんだから。本来なじまないんだよ、負担金で。負担金でなじまないというのが大体、各自治体で列挙されてるじゃないですか、例として。負担金出す場合でも、これは出すなよと、税金なんだからというのがあるんですよ。負担金は税金だから、こういうのに出すのはなじまないと。地方自治法上、性格がないから、それで縛ってるんですよ。
人件費と言ったんですよ。本来出金すべきじゃないですよ、人件費出すと部長が言ってる以上。会計管理責任者は。出すべきじゃないですよ、こういったものに。
じゃあやりますよ。
GW2050PROJECTS推進協議会は任意の団体なのか、明確に答えてください。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
当該協議会については、地方自治法によらない任意の団体と考えております。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
協議会の皆さんが、構成団体が勝手につくった、勝手にって失礼ですけども、任意につくっている。それは法的に縛られないという意味ですよ。いいですか。
次、総務委員会の質疑では、ゲートウェイ推進協議会につきましては、いずれも該当しない任意の協議会になっております。この法定上の地方自治法上の協議会というのは、行政同士、それぞれの自治体同士ですね、協議会が対象になりますと答弁しています。要するに、任意の団体ですから対象じゃないんですよ、地方自治法上の。
地方自治法上にも該当しない、任意の団体への負担金支出の法的根拠は何ですか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
自治体が支出する負担金につきましては、法令等に基づいて支出する法令負担金と、法令等に基づかない任意の負担金がございます。当協議会の負担金は任意であるため、会則に基づき、公益性を有すると判断したことから、協議書及び覚書により支出を行おうとするものでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
法令に伴わん任意の団体なんですよ、伴わない。会計管理者。
いいですか、そこに負担金を出すんですよ。負担金は税金です。だから構成団体の人件費には使うなというのが、各自治体なんかで書かれている例ですよ。多分、那覇市でも出しちゃいけないという例になっているはずなんですよ。
そしたら、負担金って勝手に決めちゃったら出せるのか。そんなことないでしょう。
任意の団体に対して出す場合は、その任意の団体の人件費には使うなというふうな縛りがあるんですよ。あなたは人件費に使うと言ったわけだからね。おかしいよ、矛盾してるよ。
財界主導のこのようなプロジェクトであれば、本来なら、資金面も含めて民間でやればいいことじゃないですか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
本事業にて調査検討を予定している構想などの成果は、今後、本市の主要な計画と連動並びに発展させ、市民生活の向上に向けた様々な施策に反映させることが可能であると考えております。そのため、公益上必要があると判断し、本市も負担金を拠出するものでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
今出てきたのは公益上必要だということですよね。それは後でまた深めましょう。
8は削除しましょうね。
次に、GW2050PROJECTS基本構想、フェーズ2の個別の検討、価値創造重要拠点の機能・役割の明確化、具体策の制定において、これ勉強会で頂いた資料をそのまま読み上げました。
2年間でここまで具体化すると、勉強会で事務局長の方が自信を持っておっしゃっておりました。スピード感を持ってやりたいと。
じゃあ、2年間ですよ。いいですか。
IRカジノの導入を想定しているんですか。
2年間で決めるんですか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
本プロジェクトにおいては、IR自体については現時点で議論は行っておりません。
今後については、価値創造重要拠点において、国際的なリゾート機能についても視野に入れ、世界の産業潮流や国際的な先進事例なども参考に、幅広く検討を行う予定であると伺っております。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
GW2050だからね、今からあと30年もあるからということじゃないんですよ。
勉強会ではっきりおっしゃっていたじゃないですか。資料にも書かれていますよ。
先ほど言った、具体的な施策についてはこの2年間でしっかりとつくるんだと、骨太の方針をね。当然、IRあるかないかなんて、決まるべきでしょうが。それをどうして今、避けるんですか。
じゃあ、もう一回聞きます。
GW2050PROJECTS基本構想、フェーズ2個別の検討、価値創造重要拠点の機能・役割の明確化、具体策の制定において、那覇軍港の撤去想定を目指しているのか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
本プロジェクトにおきましては、那覇軍港移設後の周辺エリアを含めた跡地利用構想の策定を目指しているところでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
これもね、考えていないということですよ。
じゃあ、GW2050PROJECTS基本構想、フェーズ2の個別の検討、価値創造重要拠点の機能・役割の明確化、具体策の制定について、那覇空港の民間専用化を想定、目指していますか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
本プロジェクトにおきましては、各エリアにおいて周辺との連担性を踏まえた地域開発となるよう進めております。
那覇空港エリアにおきましては、経済合理性を踏まえた那覇空港機能の在り方や、空港機能と2次交通の結節も含め、那覇空港とその周辺エリアにおいて最も望ましい形を検討していくと伺っております。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
7割近く占める自衛隊基地を残して、どう合理的な施策を考えるのか。
聞きましょうね。
那覇空港機能強化を図るのであれば、那覇空港の背後地にある、約7割以上を占めているんですよ、自衛隊基地の撤去を想定した基本構想になるべきではないでしょうか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
繰り返しになる部分ございますけども、本プロジェクトにおきましては、各エリアにおいて周辺との連担性を踏まえた地域開発となるよう進めています。
那覇空港エリアにおきましては、経済合理性を踏まえた那覇空港機能の在り方や、空港機能と2次交通の結節も含め、那覇空港とその周辺エリアにおいて最も望ましい形を検討していくというふうになっております。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
自衛隊基地は、那覇空港の7割以上ですかね。さっき言った背後地は、全部覆ってるんですよ。国道に延びるその背後地も全部、基本的には自衛隊基地ですよ。それを抜きにしてね、今おっしゃったことはどうなんだろうなと思いますよ。
次ですね、11番目。
米軍基地跡地と那覇空港との一体的開発としているが、成長戦略策定事業実施に関わる支援事業委託事業者等をどのように選定したのか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
当該事務局に確認しましたところ、当該委託業務につきましては、公募型プロポーザル選定方式により委託事業者を選定したと伺っております。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
事前の聞き取りではね、じゃあ何社来たのというふうなことも聞いたんですけども、これについてはちょっと分からないと。相手方があることなのでということで、どこまで答弁できるか分かりませんということでお互い分かれたつもりですけど、やはりこれについては答えられないと。こういう方式だといっても、実際に来たのはこの1社かもしれないわけですから。そういった意味では、どういうふうに設定したかは、やはり分からないというままです。
次、委託を受けるボストン・コンサルティング・グループ合名会社とはどのような企業か。資本が外資系なのか、外国の企業のもうけのための計画、利益づくりになるのではないか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
当企業は、グローバルに展開する経営戦略コンサルティング会社で、現在は世界主要都市に100以上のオフィスを構えている外資系企業であると認識しております。
日本においては東京、大阪、福岡など、5つの拠点を持っております。
当企業におけるネットワークや知見を最大限に生かし、沖縄の強みを踏まえた成長産業の分析調査や、その実現に向けた施策立案、調査などを通して、グランドデザインの策定に向けた検討が図られるものと考えております。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
じゃあ聞きましょうね。
先ほどの質疑で明らかになったのは、地方自治法上、該当しないと、この協議会は。ですから、任意の団体なので、皆さんの規則に基づいて、考えて出しているということです、税金をね。
民間、財貨が自らの利益のためにで開発計画に対して負担金を拠出することに、本当の意味での公益性ってあるんですか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
本事業にて調査検討を予定している構想などの成果は、今後、本市の主要な計画と連動並びに発展させ、市民生活の向上に向けた様々な施策に反映させることが可能であると考えております。
そのため、公益上必要があると判断し、本市も負担金を拠出するものでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
皆さんが今おっしゃいましたよね。
事業には、市民生活の向上に向けた様々な施策に反映させることが可能であると。それだから公益性があると、公益上の必要があると判断して、負担金を拠出する、税金を出しますということですね。
じゃあ、今後議論の中でですよ、この2年間、スピード感を持って、具体的な施策はつくりたいと、勉強会でおっしゃったわけですよ、事務局長が。2050じゃないですよ、この2年間でつくりたいと言ったわけです。今後の議論の中でIR、カジノの誘致が作成された場合、那覇市は容認するんですか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
本プロジェクトにおいて、IR自体については、現時点で議論を行っていないとのことから、現在の状況において判断することはできないというものでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
市長はね、IR、カジノについては、自らの選挙公約、市長の公約ではなかったというふうに思います。
公約もしてないカジノには明確に反対すべきじゃないかと思うんですが、どうですか。これは部長が答えるのか、副市長が答えるのか、任せますよ。
○委員長(大城幼子)
金城康也副市長。
◎副市長(金城康也)
お答えいたします。
現在、推進協議会においては、グランドデザイン策定に向け、各部会をスタートさせているところでございます。
本市としては、事務局よりカジノ導入について仮に提案があった場合、議論するものであり、現時点においては判断することはできないものと考えております。
なお、本市としては、カジノ導入については、何よりも市民、県民のコンセンサスが最も重要であると考えております。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
反対もしないし、賛成もしないと。提案があった場合は考えましょうということが今のスタンスだということだと思います。
いいですか、カジノがね、市民生活の向上に向けた様々な施策に反映させることが可能な事業なの。公益性があるから税金を出すわけでしょ。出した側がカジノを議論するといった場合、皆さんの言う公益性と合致するかっていうことさ、カジノ構想、IR構想。
今の副市長の判断だと、これについては検討にも値するわけだから、公益性にも合致するというふうにとらえられても仕方ないと思いますね。
いいですか、地方自治法上、別に出すことのできないこの協議会に、今回負担金として、しかも人件費として使われるような負担金としてね、私たちの税金が出るわけですよ。
今後、先ほどの質疑にもありましたけど、今回が1,200万円ですか。次、来年度が1,500万円、皆さん出す覚悟で参加をしようとしているわけです。
じゃあ、そのカジノも想定されるようなこういう協議会の構想に参加しなかったわけですから、部長も、副市長も。こういったものに公益性があると誰が判断したんですか。最終的には、市長じゃないかなと思うんですけどね。地方自治法上も出すことはなじまない、出すことのできない協議会に出すわけですから。市長が判断したんですか。
○委員長(大城幼子)
金城康也副市長。
◎副市長(金城康也)
今回のお話があった際には、カジノの話というのは、最初から今の時点においても話はありません。
我々がお誘いを受けたときには、やはり民間主導でこういう軍用地の跡地利用だとか、那覇空港の開発について調査検討したいということでしたので、その際に地元の自治体の軍用地跡地利用計画、または都市計画、そういうのも踏まえた上で計画を策定したいというお話があって、我々はそれにメンバーとして入ったという経緯でございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
市長が公益性があると判断して、最終的には参加しようという決定をしたんですか。
質疑ですから。
○委員長(大城幼子)
金城康也副市長。
◎副市長(金城康也)
お声掛けがあったときに、いろいろお話を聞いた上で、これは那覇市にとっても公益性があると、参加したほうがいいだろうという判断のもと、今回メンバーに加わっているというふうになっております。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
もう一回、市長が判断したということですね。
誰がって聞いてるんだから。
○委員長(大城幼子)
金城康也副市長。
◎副市長(金城康也)
これは市として判断したということです。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
この計画の、地方自治法上であればね、そういった感じでもいいでしょう。
ないんですよ。
最終的には、僕は当然市長が、部長から、副市長から、手続をとって、最終的には市長が参加しようということになるのが普通だと思いますよ。
だから、しつこいようですけど、聞いてるわけですよ。
これは、先ほどの市長の公約にもないということもあってね、ここは譲れないですよ。
市長が判断したということですか。
○委員長(大城幼子)
休憩します。
○委員長(大城幼子)
再開します。
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
お答えいたします。
まず、この協議会からの打診があったのが7月31日でございます。その中で活動内容、設立趣意書とか、そういったものを見て、那覇市としても、やはり参加していかなければならないのかなということで、公益性があると判断しまして、8月5日付で市長のほうにも決裁をいただいたということでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
市長が最終的に判断したというふうに理解していいんですよね。
もう一度。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
繰り返しになりますけども、8月5日時点でも市長決裁を得て参加したということでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
何でこんなにしつこく聞くかというと、この協議会の皆さんを招いての勉強会があったわけですよ。その中で私はこれを読み上げたんですよ。このフェーズ2、これ事務局の方が言ったんですよ。フェーズ2までは2年間で仕上げると。スピード感を持って仕上げるといったんですよ。このフェーズ2の中に具体的な施策、ちゃんと書いてあるんですよ。この中に書いてある新産業の創出というのはIR、僕はあのときカジノ、博打場は入っているんかと聞きましたよ。彼らの出した資料ですよ、これ。私がつくったんじゃなくて、推進協議会が持ってきた勉強会です。その中で、いや、含まないとは言えないと言ったわけですよ。
だから副市長のカジノは想定されていない、そういったものは何もなかったというふうに説明してるから、今では判断できないと言うんですけど、いや、そうじゃないんですよ。新産業の創出の中には、逆の意味で言えば、日本語的に言えば、逆の意味で言えばIR、カジノも入ってるんですよ。入ってないとも言えないって言ってるわけだから。
だから、そういった意味では、彼らがもうフェーズ1は終わってるわけですよ、この基本構想の中で。入る前からよ。皆さんが入る前からこの基本構想、大枠はできてるんだよ。
工程だってできてるわけだから、全部。その中に皆さん入るんだよ、この予算が通ったら。その中で、あと2年間で、具体的な施策で新産業の創出、これは何を意味するかは、もう明確に打ち出すと言ってるわけだから。
2050の何か、彼方のものを議論してるんじゃないんだよ。この2年間のスピード感を持ってやると言ってるわけだから。その中にIRが入っているか、いないか分からないなんてね、僕は答弁はどうなのかなと思うよ。入ってるか、入ってないかも分からないのに、どうやって公益性があるって断定できるの。おかしいじゃない、矛盾してるんじゃない。入ってるか、入ってないかは分からない。だけど公益性はある。じゃあ公益性はどうやって担保したんですか。教えてください。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
お答えいたします。
まず、IRについては、カジノを含む統合リゾートに位置づけられていると認識しています。
その中には、一般的にテーマパークであったり、劇場であったり、あとは会議室、スポーツ施設、MICEも含むと思うんですけれども、そういったものが統合的なものになっていますので、その中で、カジノは最初からやめましょうというのを那覇市から提案するのは違うのかなと思っています。
やはり民間主導ですので、民間の白紙の中のきちんとしたデザインの中で積み上げてきたものを出してほしい。その中に、仮にカジノというものがあった場合は、それは先ほど副市長からも答弁ございましたけども、やはり市民、県民のコンセンサスを得るというのは大事なことですので、それが公益性だというふうに考えています。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
おかしいよ。
だって、1,200万円と、次は1,500万円出すのよ。出した結果、カジノも含まれていましたということになった場合、出したお金は引き返せないじゃないですか。カジノが出るようだったら返していただきますって約束しているの、部長。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
これはこのグランドデザインを描いた中で、それは事務局として、那覇市としても、各3市含めて協議する中で、それが全てじゃあ那覇市受け入れるかって、そうではなく、那覇市の各施策と連動、発展させるという観点から進めていかないとならないと思ってるんですね。
ですので、その中でカジノという部分が出た場合は、何度も言いますけれども、それは市民、県民のコンセンサスが得られるかというのが非常に大事なところですので、そういったところでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
これ、テレビを見ている皆さん、何でこんなにしつこく聞いているか、ちょっと説明したいと思います。
一つは、地方自治法上、出せる負担金じゃないということなんですよ。出すか、出さないかは、皆さんの行政が勝手に決めた、勝手にと言ったら失礼だけど、行政が決めた規則に基づいて、公益性があると市長が判断したから、税金を出しましょうということなので、その出す側にカジノを考えるような構想があった場合にね、僕はそもそもなじまないという立場からしつこく聞いてるんです。
今、部長ね、くしくもカジノは駄目ですよということは言わないと言ったじゃないですか。民間が自由に考えていただく。何で言わないんですか。言わない根拠を教えて。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
当該プロジェクトは、まず、行政の垣根を越える点に意義があると思っています。那覇市を越えて、那覇市と浦添、お互いの市長さんが、どの戦略を描いたほうがいいのかというのは、その垣根を越えて議論できるということを考えますと、やはり自由な発想のもとに、今後の未来を担っていく、政策を立てていくというものについては、最初からこれは駄目だというものは、それは違うんじゃないかと、先ほどから申し上げているところです。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
自由な発想とかね、垣根を越えてというものには、ちょっと時間の関係上、議論をしたくないと思います。
私が言いたいのは、カジノには公益性はないと思います。その立場です。
あなたは、カジノについては公益性がある場合もあると考えるんですか。
○委員長(大城幼子)
静粛にお願いします。
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
現時点においては、今の時点において、カジノが公益性があるかどうかというのは、那覇市の立場としては、ないというふうに思います。
ただ、これからの時代になっていくので、いろんな時代の移り変わりがありますので、その時点でどうかというのは、今判断できないということでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
今後の移り変わりでと言いました。
ところが違うんですよ。この2年間で基本構想はつくるんです、骨太の。そこにIR、カジノが含まれるかどうかは、多分はっきりと分かるはずです。そうじゃなければ、彼らが言うこの説明書は、学習会の説明書は何だったのかということになりますよ。
そういった意味では、私は、公益性はカジノに、今、部長、公益性はないとおっしゃったんだから、むしろ出す必要は僕はないと思いますよ。部長はカジノには公益性はないと今言い切ったわけですよね。言い切ったんであれば、勉強会でカジノは否定しないと。肯定もしないけど、否定もしないと、事務局の方、明確に言ったわけですよ、私の質問に対して。そういった協議会の構想に、これからやろうとしている協議会の仕事に、僕は地方自治法も認めていない負担金として、市長が判断して、私たちの税金を使うことはなじまないと思いますよ。そうじゃないですか。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
ちょっと繰り返しになるんですけども、あくまでも現時点で那覇市として、総合計画もそうなんですけども、そういった施策の中でカジノという部分はないので、ないということは今、現時点では公益性はないというふうに考えているということでございます。
ただし、将来的なもの、それは分かりません。それは分からないと思います。
やっぱり出てきたときに、その内容であったりとか、そういったものをしっかり精査して、やっぱりコンセンサスが得られないというのであれば、那覇市はやりませんよというだけのことなのかなというふうに思っています。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
じゃあ逆なことを言えばさ、じゃあ今の那覇市の総合計画にはないけれども、ないけれども、あなたが言うように将来、必要性を感じればね、市長は次の総合計画に、IRの中にカジノも入れるというふうに考えていいんですね。今あなたの言葉を返している。
○委員長(大城幼子)
堀川恭俊企画財務部長。
◎企画財務部長(堀川恭俊)
何度も言っているんですけど、上がってもいないものを想定することはできない、判断することはできないということでございます。
○委員長(大城幼子)
湧川朝渉委員。
◆委員(湧川朝渉)
総合計画の中で、カジノに対しては公益性はないと、それを今、部長が言ったわけですよ。公益性がないといったカジノを肯定もしない、否定もしない協議会に、地方自治法上も認められてない、私たちの税金はですよ、皆さんのつくった行政内のルールですよ、その規約に基づいて、負担金として、市長の判断で私たちの税金をこの協議会に出すことはなじまないと思いますよ。
現時点でしか考えられないじゃないですか。将来は分からないというのであれば、考えられる物差しは現在の総合計画ですよ。現在の総合計画が現在の主張の中にカジノというのがないのであれば、カジノを否定もしない、肯定もしないけど、否定もしないんですよ、この協議会は。
そういったところに、私たちの税金は使うべきではありません。
以上です。
○委員長(大城幼子)
これにて総括質疑を終結いたします。
休憩いたします。