2024年11月定例会 前田千尋 財産の取得について(遊具等公園施設)反対討論
◆前田千尋 議員
日本共産党の前田千尋です。
日本共産党を代表して、議案第122号、財産の取得について(遊具等公園施設)に、反対の立場から討論を行います。
この議案は、公園へのPark-PFI導入に伴い、市が6,467万4,000円負担、民間事業者が残りの3,068万8,000円を負担し、整備後に、譲渡を受けるものであります。
Park-PFI導入は、市民のための公共施設である公園をデベロッパーの特定民間企業に利用させるものです。その本質は、公園を特定民間企業に貢ぐ、公園を特定民間企業が稼ぐ利益追求の場に変える、そして特定民間企業による公園づくりにあります。
当局は、特定民間企業によって遊具が設置されると喧伝していますが、遊具の設置費用は、特定民間企業が約3割しか負担せず、残りの7割は市の負担、税金が投入されます。
遊具は特定民間企業が発注・設置となり、その安全性についても懸念が出てきます。
この特定民間企業に対しては、市当局も、市議会も何もチェックができません。
その喧伝は、市民だまし、ごまかし、まやかしでしかありません。さらに、公園を特定企業に使用させることによって、憩いを求める公園利用者、周辺の同飲食業者や周辺住民生活などにも影響を及ぼし、様々な問題が発生します。
市民の憩いの場、コミュニティの場、防災の場を形成する公共施設である公園は、市が責任を持って整備・運営すべきです。
よって、日本共産党那覇市議団は、Park-PFI導入に伴う、遊具等公園施設を取得する、議案第122号、財産の取得について(遊具等公園施設)に反対します。
議員各位の賛同をお願いいたします。