2025年6月定例会 西中間久枝 一般質問

西中間 久枝

2025/10/09

◆西中間久枝 議員 
 ハイタイ。日本共産党の西中間久枝です。一般質問を行います。
 初めに、DV被害者への児童扶養手当の手続について。
 他の自治体において、DV被害者が被害を受けた家庭からほかの市町村に緊急避難をした際、児童扶養手当の手続を住民票がある自治体で申請を希望したが、窓口で住民票はあるが、居住実態がないと緊急避難先での自治体において申請をするようにと、住民票がある自治体で申請ができない事例があったと聞いています。DVを受けた那覇市民の緊急避難先が他市町村となった場合に、児童扶養手当を那覇市で申請することはできるのか、対応について伺います。

○上里ただし 副議長 
 座安まり子こどもみらい部長。

◎座安まり子 こどもみらい部長 
 お答えします。
 児童扶養手当は、父母が婚姻等の解消等でひとり親となった場合に、児童の福祉の増進を図ることを目的として支給されております。原則、住所登録地において手当ての認定を請求することとなっており、住所登録地と現実の居住地が異なる場合には、住民票移動後に受理する取扱いになります。
 ただし、DVの被害者など、真にやむを得ない理由がある場合においては、現実の居住地において受理して差し支えないと国より示されており、状況により現実の居住地において、児童扶養手当を請求をすることができます。
 ただ、現実の居住地ではなく、住所登録のある市町村で請求する場合の取扱いにつきましては、国のマニュアル等で確認できておりません。
 本市におきましては、議員提示のような事例は確認できておりませんが、児童扶養手当の趣旨に沿うよう、必要に応じ、県や関係市町村とも連携を図りながら適宜対応してまいります。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 DVの被害を受けた方が、加害者から逃れて避難できたとしても、それで安心安全な生活がすぐに始まるわけではありません。被害者は、これまで暮らしていた家や地域を離れて子供を連れて、知らない土地や慣れない環境での避難生活となり、経済的、身体的、精神的に非常に不安定で苦しい状況に置かれています。
 答弁で住民票のない避難先で申請ができるとありましたが、住民票がない先で申請する際に、DV被害者が住民票を移せない真にやむを得ない理由を示すためにDV証明書の提出や、本人がDVの詳細を繰り返し語ること、被害の詳細な内容を本人が書面に書くよう求められるなど、支援者が同席したとしても被害者にとっては恐怖を思い出させる2次被害、3次被害の状況があるとの声が寄せられています。行政手続の場でさらなる困難に直面しています。
 避難先によっては、短期間で出ないといけないなど個々の状況があります。住民票がある自治体でも申請できるよう、いま一度DV被害者に寄り添った対応を求めます。

○上里ただし 副議長 
 座安まり子こどもみらい部長。

◎座安まり子 こどもみらい部長 
 お答えします。
 児童扶養手当の相談をする方の中には、苦しい状況に加え、複雑な事情を抱えている方もいらっしゃることから、個々の事情につきましては児童扶養手当の趣旨に沿うよう、気持ちに寄り添いながら必要に応じ、県や関係市町村とも連携を図りながら適宜対応してまいります。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 市の担当者も参加されている県の児童扶養手当事務担当者連絡協議会では、事例なども共有が行われていると伺いました。他自治体と情報共有や連携しながら、DV被害を受けた方が不利益にならないように、どうか行政として対応していただくよう強く求めまして、次の質問に移ります。
 障がい福祉について。
 今年3月茨城県で、身体障害者手帳の等級認定で新たに4人分の誤りが判明し、3人は等級が過小で、このうち1人に障害者控除の差額など経済的な損失が出ている可能性があるとの報道がありました。中核市の那覇市は、交付窓口でもあります。
 (1)身体障害者手帳の等級の認定について、那覇市での取組の概要を伺います。

○上里ただし 副議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 令和7年3月末時点における本市の身体障害者手帳の交付状況は、1万2,772件となっております。また、令和6年度中に新たに交付した761件のうち、2つ以上の障がいによる交付件数は189件となります。
 2つ以上の障がいが重複する場合、国の身体障害認定基準に定められた等級別指数表に基づき、それぞれの障がいの等級に応じた指数を算出し、その合計指数に応じて総合的な等級を認定しております。
 本市においては、国の認定基準に基づく等級認定の正確性を確保するため、業務システムによる自動判定の仕組みを導入しています。また、複数の職員による二重チェック体制を徹底しているため、障害等級の認定誤りは現在までには確認されておりません。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 市での取組、高く評価いたします。申請件数も毎年増えていることを確認しています。市民福祉向上のためにも、福祉課職員の増員をすることも強く求めまして、次の質問に移ります。
 (2)病院内での障害 者福祉サービスの利用について、那覇市での見解と取組を伺います。

○上里ただし 副議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 本市では国の通知に基づき、重度訪問介護利用者で障害支援区分4・5・6に該当し、入院前から手話などのコミュニケーションに特別な技術が必要な支援が行われている場合には、コミュニケーションを支援するため、入院中に付き添うための福祉サービスの利用を認めております。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 入院前から支援が行われている場合には、入院中利用が認められているとありましたが、入院後にコミュニケーション支援が必要になった場合に、支援の利用は一切認められないのかを伺います。

○上里ただし 副議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 入院前に行っていたコミュニケーション支援の状況を家族や相談支援専門員などから聞き取るなどしてその必要性が確認できた場合は、利用を認めております。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 緊急に入院するなど、手術を受けた後に支援が必要な状況があるとの声が寄せられています。必要性の確認など、支援への対応を引き続き丁寧にお願いいたします。
 次に、熱中症から高齢者の命を守る取組について質問します。
 沖縄は8日、統計開始以来最も早い梅雨明けとなり、これから沖縄は夏本番を迎えます。先日は那覇市でも午前中から30度を超え、熱中症の危険性が極めて高まっているとして沖縄本島、八重山地方に環境省から熱中症警戒アラートが発表されました。
 今、地方自治体にとって毎年の猛暑から住民の命と健康をどう守るかが喫緊の課題となっています。低所得者世帯の場合はエアコンがなかったり、壊れたりしても購入費用、修理費用を出せず熱中症になるリスクがあります。こうした下で、高齢者世帯等へのエアコン購入設置費用の補助制度を創設する動きが今、全国で広がっています。那覇市でも取り組むべきです。見解と取組を伺います。

○上里ただし 副議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 沖縄県は酷暑の期間も長く、体温調整機能が低下している高齢者への身体的負担は大きいことから、クーラー設置の必要性はあると考えており、令和5年度に環境部において、65歳以上の高齢者世帯を対象に、温室ガス排出量を削減し、高齢者の熱中症予防を図ることを目的に、省エネ効果の高いエアコン等買換えの補助を行う、那覇市省エネ家電買換え促進事業を実施しております。
 福祉部では熱中症予防対策として、地域包括支援センターが実施している教室や個別支援の際に、高齢者や御家族に対して、熱中症予防対処法のチラシ等の配布、効果的なエアコンの使い方や水分の補給等の助言を行っております。また、市内の介護事業所に対し、国からの熱中症対策の通知を周知する取組を行っております。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 次に、2019年9月定例会で質問しました保護世帯のエアコン購入等の質問に対して、部長答弁のその後の状況を伺います。

○上里ただし 副議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 生活保護の家具什器費でのエアコン購入費及び設置費に関する取扱いについて、令和7年5月30日付厚生労働省発出の通知にて示されておりますが、変更はございません。
 九州市長会では、冷房器具の購入・更新に要する経費について保護費の支給対象となるよう制度改正すること及び夏季加算の創設について国へ要望しているところでございます。
 今後も、国の動向や法の改正等に注視しながら、適正な生活保護の実施に努めてまいりたいと考えております。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 生活保護でのエアコン設置と生活福祉資金貸付の利用実績について伺います。

○上里ただし 副議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 生活保護世帯へのエアコンの設置に関する家具什器費の支給状況としましては、令和4年度は51件、令和5年度は66件、令和6年度は80件となっております。また、エアコンの設置に関する生活福祉資金貸付の状況につきましては、那覇市社会福祉協議会へ確認したところ、令和4年度は20件、令和5年度は24件、令和6年度は37件となっております。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 那覇市における熱中症搬送件数について伺います。

○上里ただし 副議長 
 上原立也消防局長兼総務部参事監。

◎上原立也 消防局長兼総務部参事監 
 本市における救急出動件数は、令和4年が2万2,659件、令和5年が2万3,701件、令和6年が2万4,776件となっており、うち熱中症による救急搬送件数につきましては、令和4年が146件、令和5年が137件、令和6年が187件となっております。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 市民の皆さんの高齢者、熱中症から命を守るためのエアコン設置への補助は、今強く求められています。全国でも広がっています。補助制度を那覇市で実施するよう強く求めます。
 次の質問に移ります。
 参政権を保障する取組について、選挙管理委員会の見解と取組を伺います。

○上里ただし 副議長 
 前原常雄選挙管理委員会委員長。

◎前原常雄 選挙管理委員会委員長 
 お答えいたします。
 選挙管理委員会は、高齢者や障がいを持つ方々に対する配慮を重視しており、選挙において全ての市民が平等に参政権を行使できるよう取り組んでおります。
 重度の障がい等により移動が困難で投票所へ行けない方は、障がいの程度など一定の要件を満たす場合、自宅などの現在いる場所で投票用紙を請求し、郵送等により投票が可能な郵便等投票制度を利用することができます。
 また、病院や老人ホーム等の施設に入院中または入所中の方は、その施設が不在者投票施設として指定されている場合、施設内で不在者投票をすることができます。
 投票所において、けが等の理由により自筆による投票が困難な方は、投票管理者へ口頭で申し出ることで選挙事務従事者による代理投票が可能です。
 全ての市民が安心して投票を行えるよう、これらの制度、周知に引き続き努めてまいります。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 周知にも努めていただきますようお願いします。ですが、郵便投票制度の利用の一定要件に該当しない、高齢者や障がい者への投票所での投票を保障するために、投票を目的とするガイドヘルパー制度を創設している自治体があります。那覇市の見解を問います。

○上里ただし 副議長 
 前原常雄選挙管理委員会委員長。

◎前原常雄 選挙管理委員会委員長 
 お答えいたします。
 投票を目的とするガイドヘルパー制度につきましては、他市の先進事例を参考に、福祉担当部署との連携の在り方や実施の可能性について調査研究してまいります。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 ぜひ実施を強く求めます。
 個人宅前での移動式期日前投票所を行うことは法律上可能です。那覇市の見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 前原常雄選挙管理委員会委員長。

◎前原常雄 選挙管理委員会委員長 
 お答えいたします。
 個人宅前での移動式期日前投票所を行うことにつきましては、他市の先進事例を参考に、那覇市の地理的特性や選挙の公平性等を考慮しながら、実施の可能性について調査研究をしてまいります。
 ○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 市民の皆さんが、障がいがある方でも高齢者の方でも投票に行くことができるよう、参政権を保障するさらなる取組を強く求めます。
 次に地域行政、犬猫の命をつなぐための施策について。
 犬猫の譲渡の拠点となる機能を持ち運用されています、沖縄県動物愛護管理センター内の譲渡推進棟との連携が必要です。市の見解と取組を伺います

○上里ただし 副議長 
 平良進環境部長。

◎平良進 環境部長 
 お答えいたします。
 沖縄県動物愛護管理センター内の譲渡推進棟、愛称ハピアニおきなわは、本市を除く地域の犬猫を譲渡する拠点施設で、動物愛護思想の啓発機能を担う施設となっております。
 本市は、中核市となった平成25年度以降、市独自で犬猫に関する相談や譲渡を行ってまいりました。沖縄県とは、狂犬病予防の推進や捨て犬・捨て猫防止キャンペーンなどの動物愛護の普及啓発活動を連携して取り組んでいるところでございます。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 那覇市はこれまでも飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動、なはねこサポーター、TNR活動の取組など多くの取組がされ高く評価をしております。さらなる犬猫譲渡につなげるための取組、その一つとして既存の施設の整備が必要です。
 モニターお願いします。
       (モニター使用)
 これ猫ちゃんがいる部屋なんですけれども、次お願いします。
       (モニター使用)
 今、ワンちゃんが外に放されている状態なんですけれども、写真で分かりにくいと思いますが、今ワンちゃんがいるところは吹き抜けになっていて、屋根がありません。雨、風、太陽を防ぐための、ベランダの雨風よけの設置や、譲渡を進めるためのイベントなど、開催に使えるように整備をすべきです。見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 平良進環境部長。

◎平良進 環境部長 
 お答えいたします。
 本市の動物愛護に関する業務を行うエコマール那覇プラザ棟におきましては、動物愛護思想の啓発の場となっているほか、一時的に犬猫等の収容も行っております。
 議員御提案の譲渡会などのイベントが開催できる施設整備につきましては、必要性も含め、建物の状況を勘案しながら検討してまいります。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 ぜひ実施してください。
 那覇市の犬猫譲渡情報などのホームページ、なかなかたどり着くことができません。那覇市として、犬猫の命をつなぐ取組の一つとして、譲渡につながるよう施策の拡充が必要です。ホームページなど発信の取組の拡充を求めます。見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 平良進環境部長。

◎平良進 環境部長 
 お答えいたします。
 譲渡に関する情報の拡充については、本市のホームページ等を工夫しながら、犬猫の特徴やプロフィール、写真を掲載するなどの内容を充実させるよう取り組んでまいります。
 今後は、多くの市民に関心を持ってもらえるよう、本市のホームページ以外の各種SNSの活用なども検討してまいります。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 ぜひ市として予算を確保していただき、犬猫の命を守る取組、さらに強くできるよう求めまして、次の質問に移ります。
 道路環境の整備について。
 モニターお願いします。
       (モニター使用)
 古島駅下のトンネル内の道路です。道路に水がたまり、藻が生えて滑ったりしてとても危険です。早急に対策を取ってほしいとの要望が通勤や生活道路として利用されている市民の方から寄せられています。那覇市の取組を伺います。

○上里ただし 副議長 
 花城保都市みらい部長。

◎花城保 都市みらい部長 
 議員御指摘のトンネル内部の道路につきましては、本市管理の市道古島48号でございます。先週6月2日に現場を確認し、6日には道路清掃を終えております。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 早急な対応を評価いたします。
 次のモニターをお願いします。
       (モニター使用)
 同じ場所なんですけれども、トンネル上部に亀裂があります。抜本的な改善策としてトンネル亀裂の修繕が必要です。見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 花城保都市みらい部長。

◎花城保 都市みらい部長 
 本市としても、抜本的な改善は必要との認識でおります。トンネルの管理者である沖縄県に申し入れてまいります。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 引き続き改善への取組をお願いいたします。
 次の質問です。
 首里金城町の地域の憩いの場、観光客も多く訪れます金城村屋で現在整備が行われています。地域の皆さんより、整備時における敷地内への仮設トイレの設置が求められています。整備に伴う水洗トイレの使用中断については、那覇市の責任で敷地内に仮設トイレを設置すべきです。当局の見解と取組を伺います。

○上里ただし 副議長 
 花城保都市みらい部長。

◎花城保 都市みらい部長 
 金城村屋のトイレ設備は、老朽化が進んでいるため、現在、新しい浄化槽への取替え工事を行っております。
 施工に当たっては、トイレを一定期間利用停止する必要があることから、金城町自治会とも調整し、仮設トイレを設置したところであります。
 仮設トイレの設置場所につきましては、敷地内への設置を検討しましたが、高さが軒に引っかかることや出入口及び通路の妨げになることから、スペースを確保することができず、付近の交通広場にやむを得ず設置を行っております。
 なお、7月上旬には工事を完了する予定であり、しばらくの間、御利用なさる皆様には御不便をおかけしますが、御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 仮説トイレの設置場所は、村屋から石畳を下る50メートル以上離れた場所になります。そのために、高齢者の皆さんの楽しみでもある集いも中止になり、近くに設置ができないかとの声が寄せられています。トイレ設置を検討されたとありますが、近くに設置ができるか、敷地内のほかに設置ができないか検討したのかを伺います。

○上里ただし 副議長 
 花城保都市みらい部長。

◎花城保 都市みらい部長 
 金城村屋は、観光客などの不特定多数の方が利用することから、仮設トイレの設置に当たり安全性やプライバシー、施工について検討いたしました。
 1か所しかない出入口側のスペースについては、設置すると通路幅が1メートル弱と狭くなり、通路の妨げになることや、目の前の道路に直接、面することなどから、設置を見送っております。
 また、軒下のスペースについては専門業者に確認したところ、搬入時にユニック車のアームが軒にかかるなどのため設置ができないとのことでした。そのため仮設トイレについては、敷地外に設置したところでございます。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 仮設トイレを設置する事業者の方から、人力で運び設置する方法もあると伺っています。高齢者が集いの参加ができなくなることは、フレイル予防としても影響があります。ぜひ福祉の視点も取り入れて、再度設置の検討をしていただくよう強く求めます。
 次に、本庁地下駐車場の表記の改善について質問します。
 本庁地下1階と地下2階の区別が分かりづらく、駐車した場所を探すのに迷っている方をよく見かけます。皆さんも見かけたことあるかもしれないんですけれども、高齢者の御夫婦が車を探すために、駐車場を行ったり来たりしている。足が痛いと、そのときは警備員さんの力を借りて車を探したこともあります。海外の方にも分かりやすく、例えば動物、那覇市の市花やシーサーの絵などで表示できるよう改善を求めます。見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 大城敦子総務部長。

◎大城敦子 総務部長 
 お答えいたします。
 御提案のありました駐車場の案内表記につきましては、今後、ほかの駐車場も参考にしながら、駐車場運営事業者の意見も踏まえ、調査研究してまいります。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 那覇空港では、エレベーター通路前に大きなイラストで分かりやすく対応されています。本庁地下駐車場の分かりやすい表示に向けて改善を求めます。
 次に、庁舎内委託契約等職員の労働環境の改善について伺います。
 労働安全衛生規則の改正について、取組と市の見解を伺います。

○上里ただし 副議長 
 大城敦子総務部長。

◎大城敦子 総務部長 
 お答えいたします。
 御質問の規則改正では、熱中症の疑いがある者の早期発見や重篤化を防ぐために、事業者が講ずべき措置等が新たに定められており、労働者の健康面を守るためにも意義があるものと考えております。
 本庁舎では、屋外勤務に従事している警備員に対する熱中症対策として、現在、地下1階に冷房を備えた休憩室を設けて、警備員等が休憩を取ることができる取組を行っております。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 2024年9月定例会で、警備員等に対する熱中症対策について私の質問に対し、当局より日よけの設置について検討するとの答弁がありました。その後の進捗状況を伺います。

○上里ただし 副議長 
 大城敦子総務部長。

◎大城敦子 総務部長 
 お答えいたします。
 本庁舎地下駐車場の警備員につきましては、天候にかかわらず、庁舎利用者及び歩行者などの安全のために日々業務に従事いただいております。
 御指摘の日よけなどの設置につきましては、歩行者及び車両の安全面も考慮しつつ、現在、駐車場運営事業者との調整を行っております。

○上里ただし 副議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 労働安全衛生規則が改正されて、今年6月1日から施行されています。改正によって労働環境の改善、より一層の熱中症予防対策に関する措置が講じられるものとなっています。措置は雇用者だけではなく、事業の発注者も同様に対応すべきです。今後、市として現場とも意見交換も深めていただき、取り組んでいくことを強く求めまして、以上で私の一般質問を終わります。
 ありがとうございました。

市議別記事表示

下記をクリックすると
その市議だけの記事一覧が
表示されます。

記事検索

記事のタイトルや本文から
特定の記事を検索します。

タグ