2025年9月定例会 西中間久枝 一般質問

西中間 久枝

2025/12/24

◆西中間久枝 議員 
 ハイタイ。皆さん、こんにちは。日本共産党の西中間久枝です。改選後、最初の一般質問を行うに当たりまして、一言所見を申し上げたいと思います。
 私は、障がいのある両親の下に生まれたというバックグラウンドを持っています。障がいのある人や、その家族の置かれている立場や、気持ちを誰よりも理解できるからこそ、その声を議会に届けることが私の使命であると考えています。
 そんな私が最も大切にしているのは、差別のない社会を実現することです。2016年に起きた津久井やまゆり園事件を皆さん覚えていらっしゃいますでしょうか。
 神奈川県相模原市にある知的障害者福祉施設で暮らす19人のかけがえのない命が差別的な考えによって奪われました。この事件によって多くの障がいを持つ方々の間に、自分も殺されてしまうのではないかという深い恐怖が生まれました。障がい者が日常的に直面してきた差別や扱いの中で、命を軽んじられる可能性が現実のものとして感じられてきたからです。
 私はこのときに、自分こそが正しいという思い込みを抱き、こうした極めて偏った排除的な思想が生まれてしまうことを痛感しました。
 人の命は他者によって選別、区別されるものではないこと、誰もが差別されることなく、人権が守られる社会にしていかなければならないと強く誓いました。
 しかし、残念ながら差別思想は様々な形で今なお存在しています。障がいだけでなく、国籍やジェンダーなどを理由に差別を受けることも依然としてなくなりません。だからこそ、私はこの場でいま一度、差別のない社会の重要性を訴えたいと思います。
 多くの皆さんに支えていただき、3期目この場所に立たせていただきました。皆さんとともに、また議場にいる皆さんとともに、差別のない社会の実現のために、これからも力を尽くしていくことを申し上げまして、質問を行います。
 障がい福祉について。
 「手話は言語」手話の普及・理解促進を促す手話施策推進法が2025年6月18日に、国会にて全会一致で成立しました。同法によって、国や自治体が責任を持って手話の普及・教育・理解促進に取り組むよう定められました。市の見解と取組を伺います。

○坂井浩二 議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 手話に関する施策の推進に関する法律は、手話の習得及び使用に関する施策、手話文化の保存、継承及び発展に関する施策などを総合的に推進することを目的として制定されております。
 同法の成立は、手話に関する国民の理解と関心を深めるとともに、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現において大変意義深いものだと考えております。
 同法につきましては、職員用の掲示板にて通知し、全職員へ周知したところでございます。
 また、手話に関するこれまでの取組といたしましては、窓口に手話通訳者3人を配置し、病院受診などの際には利用者の要請に応じて登録手話通訳者を派遣しております。手話通訳者養成講座を開催するなど、人材の育成にも取り組んでおります。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 全国の自治体では、手話のさらなる普及啓発の取組としてホームページへの掲載が広がっています。那覇市のホームページに手話施策推進法について掲載し、手話の理解・普及に取り組むよう要望いたします。見解を伺います。

○坂井浩二 議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 本市といたしましても、手話施策推進法の啓発活動は手話の普及及び理解につながるものと考えておりますので、本市ホームページにて同法の目的などを含め、市民への周知を行ってまいりたいと考えております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 お願いいたします。
 次に、これまでの定例会でも強く求めてまいりましたが、手話に関する施策の推進を図るために、手話言語条例の制定を求めます。見解を伺います。

○坂井浩二 議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 本市では、これまで沖縄県の条例の規定に基づいて、県と連携し手話を学ぶ機会の提供、手話通訳者の養成その他手話の普及に関する施策に取り組んできたところでございます。
 このたび手話施策推進法において、国及び地方公共団体の責務が規定されたことで、本市は手話に関する施策を総合的に推進することになりました。
 引き続き、沖縄県とも連携しながら、手話施策推進法の基本理念に掲げる事項を勘案した施策の実施に取り組んでまいります。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 全国の600を超える自治体で条例が制定され、その理念を地域の具体的な施策に落とし込み、積極的に推進されています。那覇市においても、地域の特性に応じた条例を制定し、それに基づく効果的な施策を展開していくことが非常に重要です。
 市の福祉向上のためにも条例制定の実現を強く求めます。
 次に、那覇市障がい者福祉センターが新真和志複合施設へ移転した後の跡地利用について伺います。

○坂井浩二 議長 
 當山忠彦福祉部長。

◎當山忠彦 福祉部長 
 那覇市障がい者福祉センターは、令和10年4月以降、新真和志複合施設への移転が決まっております。
 移転に伴う跡地利用につきましては、施設を所管する障がい福祉課の事業での活用を検討した結果、利活用はしないと判断したところでございます。
 今後は企画調整課において、他部署も含めての利活用または売却の検討を行うことになります。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 長年にわたり、地域の福祉の拠点として親しまれてきたこの場所の活用につきましては、ほかの議員の多くの皆さんからも要望が届けられています。地域の方からの強い要望も寄せられています。
 また障がい者団体や当事者の皆さんからは、障がい者を含むスポーツレクリエーション、リハビリテーション等の複合施設の設置を求める声があります。
 そこで、みんなで使える施設を検討できないか、見解を伺います。

○坂井浩二 議長 
 儀間規予子企画財務部長。

◎儀間規予子 企画財務部長部長 
 お答えいたします。
 本市では、那覇市ファシリティマネジメント推進方針に基づき、公共施設の複合化、集合化など、総量の縮減に取り組んでおり、利活用予定のない公有財産は原則、売却する方針としております。
 当該施設移転後の跡地につきましては、所管部で利用しないとの判断を受け、企画財務部において、他部署の利活用予定を確認し、対応を検討してまいります。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 跡地利用の検討に当たっては、地域の皆さんや福祉関係者、当事者の皆さんなど、ぜひ意見交換の場を設けることを求めます。地域の福祉に資する跡地利用を進めていただくよう強く求めまして、次の質問に移ります。
 次に、障がい児・障がい者のスポーツについて。
 障がい者のスポーツを楽しむ、スポーツができる権利について見解を伺います。

○坂井浩二 議長 
 稲福喜久二教育委員会生涯学習部長。

◎稲福喜久二 教育委員会生涯学習部長 
 お答えいたします。
 スポーツ基本法では、スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、人種、性別、年齢、障がいの有無などにかかわらず、全ての人々の権利であるとうたわれております。
 本市においても、スポーツ推進計画を策定し、市民が生涯にわたり、それぞれのライフスタイルに合わせてスポーツを楽しむことのできる、どこでも誰でも生涯スポーツができるまちNAHAの実現に向けて、取り組んでいるところでございます。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 次に、奥武山地域スポーツ観光交流拠点整備事業について伺います。

○坂井浩二 議長 
 高宮修一経済観光部長。

◎高宮修一 経済観光部長 
 お答えいたします。
 奥武山地域スポーツ観光交流拠点事業は、プロ野球春季キャンプ用施設の機能強化及び拡充を行い、観光誘客のさらなる促進を図るとともに、キャンプ期間以外では、フットサル、ゲートボールなどスポーツを通した交流とイベントなどの観光交流拠点として屋内運動場等を整備するものでございます。
 今年度は、前年度の基本計画を踏まえ、多目的屋内運動場等の基本設計及び実施設計を進め、令和9年度の完成を目指しているところでございます。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 設置につきましては、地域の皆さんや少年野球の子供たちも楽しみにしています。ぜひ整備を進める際には、障がい者や障がい児も一緒に利用できるように進めていただきたい。その点について見解を伺います。

○坂井浩二 議長 
 高宮修一経済観光部長。

◎高宮修一 経済観光部長 
 お答えいたします。
 障がい者のスポーツにつきましては、今年、沖縄県障がい者スポーツ協会を訪問し、意見交換を行いました。
 その際、ティーボールというリアル野球盤のようなスポーツのことやパラリンピックの種目でもあるブラインドサッカーでの利用の可能性についてのお話しをいただきました。
 本市としましては、引き続き、障がい者が楽しめるスポーツでも活用できるよう検討してまいりたいと考えております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 障がいのある人もない人もみんなが利用できる、楽しめる設置に向けて頑張ってください。取組も高く評価いたします。
 次に、奥武山陸上競技場の外灯について質問します。
 障がい者の皆さんは、毎年県スポーツ大会などに向けての練習で競技場を使用していますが、外灯がつかず、日没後は安全に使えないと声が届いています。特に体温調節が難しい方もいるため、熱中症予防や安全確保の観点から、涼しくなる日没後に使用できるよう、外灯の早急な修理や点灯を強く求めます。見解を伺います。

○坂井浩二 議長 
 稲福喜久二教育委員会生涯学習部長。

◎稲福喜久二 教育委員会生涯学習部長 
 お答えいたします。
 奥武山陸上競技場の管理者である沖縄県の担当部局に確認しましたところ、陸上競技場内の照明塔は、老朽化に伴う腐食が激しく、安全性の確保のため令和6年9月に撤去を行ったとのことでした。また、当該陸上競技場は今後サッカースタジアム建設が予定されており、照明設備を再整備する予定はないと伺っております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 那覇市から県へ閉鎖されるまでの間、利用できる間、ぜひ障がい者のスポーツ活動を支援するために簡易照明の整備や時間の延長など、要望を伝えていただきたいと思います。要望としてお願いいたします。
 次に、新都心公園を利用する際の障がい者駐車場の改善について質問いたします。
 モニターお願いいたします。
       (モニター使用)
 車椅子やつえを使用する方から、凸凹や雑草があり、つえやタイヤが滑るなど移動が困難との声があります。
 次、お願いいたします。
       (モニター使用)
 また、駐車場から緑化センターや公園内への段差も安全な移動の妨げとなっています。改善への見解を伺います。

○坂井浩二 議長 
 花城保都市みらい部長。

◎花城保 都市みらい部長 
 お答えいたします。
 新都心公園の駐車場につきましては、修景緑化と表面排水の浸透を目的に緑化ブロックを使用しております。
 障がい者用の駐車場につきましては、障がい者の方々が移動しやすいように改善に向けて取り組んでまいります。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 改善お願いいたします。
 次に、産後ケア事業について。
 これまでの取組と課題について伺います。

○坂井浩二 議長 
 座安まり子こどもみらい部長。

◎座安まり子 こどもみらい部長 
 お答えします。
 産後ケア事業は、平成30年度から特に支援が必要な産婦を対象として事業を開始し、令和6年度には、産後ケアを必要とする全ての産婦に対象者を拡大しております。
 対象者の拡大により令和6年度利用者数は、前年度比約1.7倍の1,266件と急速に伸びたため、今年6月には委託先を6か所から11か所へ拡充しております。また、年度当初の見込みを上回る利用ニーズに対応するため、本定例会にて増額の補正予算を上程しております。
 当該事業における課題としましては、生後4か月以降の児を受入れできる施設及び訪問型施設への委託拡充、市町村ごとに異なる各種様式等の統一化、増加する事務量への対応が挙げられ、課題解決に向けた検討や、関係機関との協議に取り組んでまいります。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 引き続き、取組、頑張ってください。
 妊産婦を取り巻く環境は、核家族化などの社会構造の変化や晩産化に伴うハイリスク出産の増加など、昔に比べて退院までの日数も短くなっています。母子ケア、育児支援はますます重要になっています。市で増加するニーズにも対応し、質の高い、那覇市で行われていますきめ細やかな支援を続けるためにも職員の増員は不可欠です。ぜひ予算を組んでいただいて、職員の増員を強く求めまたいと思います。お願いいたします。
 次に、障がいのある産婦が利用する場合等については、どのように取り組んでいるかを伺います。

○坂井浩二 議長 
 座安まり子こどもみらい部長。

◎座安まり子 こどもみらい部長 
 お答えします。
 産後ケア事業は、原則、本市に住民票を有する出産後1年以内の母子が対象となりますので、障がいをお持ちの産婦も御利用いただけます。
 障がいの有無にかかわらず、親子健康手帳交付時やこんにちは赤ちゃん訪問時に、全ての妊産婦に直接事業の説明を行い、利用者の感想等をお伝えするなど、個々の状況に応じ、誰でも安心して御利用いただけることをお伝えしております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 ぜひ障がいの特性も考慮していただきながら、引き続き、丁寧に対応していただきますようお願いいたします。
 福祉課で福祉制度やサービスなどの情報が記載された、「障がい福祉のしおり」が配布されています。そのしおりの中に、産後ケアに関する情報も掲載していただき、さらなる周知の拡充を図っていただきますよう要望いたします。
 こどもえがお相談課と福祉課ともぜひ連携していただき、産後ケアの充実に向けて、引き続き頑張ってください。
 次に、那覇市の伝統工芸への支援について伺います。
 旧伝統工芸館のその後の対応を伺います。

○坂井浩二 議長 
 高宮修一経済観光部長。

◎高宮修一 経済観光部長 
 お答えいたします。
 旧伝統工芸館は、てんぶす那覇マネジメント事業の実施に伴い、令和6年3月で閉館いたしました。
 伝統工芸館が担ってきた機能等については、てんぶす那覇マネジメント事業における魅力度向上業務の一環として引き継いでいくものとしており、首里織や琉球紅型など各産地組合の商品を取り扱うほか、コト体験との連携やECサイトでの販売等を通じて、伝統工芸品の売上げ向上に資する取組を実施することとなっております。
 事業者に確認したところ、当初の計画よりスケジュールに遅れが出ているものの、取組内容を一部変更するなどしながら、現在、その準備を進めていると伺っております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 一部の産地組合の方から、伝統工芸館の閉館により展示販売の拠点がなくなったことで、売上げの減少など、大きな影響が出ているとの声があります。展示販売の再開を求める声が届いています。
 今後の展望を伺います。

○坂井浩二 議長 
 高宮修一経済観光部長。

◎高宮修一 経済観光部長 
 お答えいたします。
 現在は、てんぶす那覇マネジメント事業の魅力度向上業務として、首里織や琉球紅型など各産地組合の商品の取扱いなど、取組の開始に向けて準備を進めていると伺っております。そのほか、首里染織館suikaraでは、各産地組合と連携した商品の販売や、一部の組合では独自に販売活動も行っていると伺っております。
 一方で、販売活動に苦慮しているとの声も寄せられていることから、これらの状況をてんぶす那覇マネジメント事業者へもお伝えし、各産地組合の販売促進に向け連携してまいりたいと考えております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 歴史ある伝統工芸の発展、次世代につないでいくためにも市として力を尽くしてください。
 次の質問に移ります。
 前田千尋議員も以前から取り上げて、食育の観点からも推進を求めてきましたが、学校給食に伝統工芸品である琉球漆器を活用した取組について、見解と取組を伺います。

○坂井浩二 議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 お答えいたします。
 本市の学校給食において、琉球漆器の食器は、平成14年2校、平成26年1校に本市の商工農水課から、平成24年1校に沖縄県森林管理課からいずれもモニタリング調査目的で導入されました。
 令和元年度まで開南小学校、令和2年度まで与儀小学校、令和5年度まで曙小学校で使用していたものの、経年とともに器の数が減少し、一式そろえて使用することができないため、現在は使用されておりません。
 学校給食に琉球漆器の食器を使用することは、地元特産品への関心と、また食育の面からも効果があるものと考えております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 浦添市では、森林環境贈与税を活用し、琉球漆器を購入して、全中学校で給食用食器に琉球漆器を使う取組が行われています。那覇市での再度導入への見解を伺います。

○坂井浩二 議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 学校給食において琉球漆器の食器を導入することについては、保管方法や多くの財源確保等に課題があることから、関係部署と意見交換してまいりたいと考えております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 ぜひ、再度導入を求めていきたいと思います。
 次に、学校の調理実習で琉球漆器を活用できないかを伺います。

○坂井浩二 議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 中学校学習指導要領解説技術・家庭科の食生活の内容に、日常食の調理と地域の食文化の項目があります。中学校2学年家庭科の調理実習の時間において、沖縄料理のイナムドゥチやゴーヤーチャンプルーなど、各学校がメニューを工夫しながら取り組んでおります。
 学校においては、琉球漆器の食器を取り扱っていないため、調理実習での活用はありません。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 教育長に伺いたいと思います。
 児童生徒が伝統工芸品に実際に触れる体験は、教科書や映像だけでは得られない貴重な体験ではないでしょうか。伝統ある琉球漆器の食器で、みんなで食べる給食は格別だと思います。
 教育長は、7月に市長も一緒に泊小学校の昼食会へ招待をされて子供たちと貴重な時間を過ごされたのではないでしょうか。そのことが報道もされていました。子供たちも喜んでいるといった声の報道もありました。
 どうでしたでしょうか。琉球漆器の給食の食器の導入について、教育長の見解をぜひ伺いたいと思います。お願いいたします。

○坂井浩二 議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 学校給食に琉球漆器の食器を使用することは、地元特産品への関心と、また食文化を継承する食育の面からも効果があるものと認識しております。
 一方、課題もあることから、関係部署と意見交換してまいりたいと考えております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 子供たちも貴重な体験、また世界に誇れる伝統工芸品の活性化にもつながると思います。ぜひ、市長、実現に向けてどうか取組をお願いしたいと思います。教育長にもお願いしたいと思います。
 次に、給食調理場における空調冷房設備・熱中症対策について質問します。
 給食調理場は異物混入防止のために密閉されて、夏場には室温が40度を超えることもあり、現場で働く調理員の苛酷な労働環境の改善と衛生の観点からもエアコンの設置が求められます。市の共同調理場と単独調理場の状況を伺います。

○坂井浩二 議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 学校給食施設において、調理場内に空調を設置している共同調理場は13施設中8施設で、単独調理場は10施設中1施設となっています。休憩室及び事務室には、全ての共同調理場及び単独調理場で空調が設置されています。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 ぜひ全ての調理場にエアコンを設置する実施計画を策定すべきです。見解と対応を伺います。

○坂井浩二 議長 
 比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。

◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長 
 今後、共同調理場については、真和志学校給食センターは、令和10年度の改築に合わせて空調を整備する計画であり、小禄及び首里学校給食センターについては、設置方法を模索しているところです。
 また、単独調理場については、令和10年度までに沖縄県学校施設環境改善事業交付金(沖縄振興公共投資交付金)を活用して、既に整備済みの1施設を除く9施設全てで、調理場内に空調を整備する計画となっております。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 全調理場に設置する計画があることが分かりました。熊本市では、2023年7月に全調理場へのエアコン設置を1年以内に完了させる計画を、市債を財源として進めると報道がありました。那覇市の調理員の労働環境改善のためにも、ぜひ早期実施を強く求めたいと思います。
 次に、安心安全な道路整備について。
 モニターお願いいたします。
       (モニター使用)
 首里赤平・当蔵線の修繕と安全対策について伺います。
 地域の方から、景観はとてもよくて、観光客の方もすごく通る情緒あふれる道なんですけれども、やはり、地域の方は毎日過ごす上で、石面が摩耗して滑る、滑ってけがをした方からお話を伺っています。また、凹凸を何回か直していただいたこともあります。そういったことも含めて、安全対策が必要と、取組をお願いしたいと思います。ぜひ求めたいと思います。よろしくお願いいたします。伺います。

○坂井浩二 議長 
 花城保都市みらい部長。

◎花城保 都市みらい部長 
 お答えいたします。
 市道赤平当蔵線は、歴史散歩道整備事業の首里宿道ルートとして、平成26年度から平成28年度にかけて、石張り舗装を行っております。現在、経年劣化等により部分的ながたつきや表面が滑りやすい箇所もあるため、現場状況を確認の上、がたつきの補修を行うとともに、滑り防止の対策についても検討を進めてまいります。

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 安全対策を進めていただくということでした。ぜひ取組をよろしくお願いいたします。
 次に、県道29号線龍潭通りでも、同じように歩道の石張り舗装部で滑ったり転んだりすることがあると声が届いています。県道29号線の通りでも対策が必要です。見解を伺います。

◎坂井浩二 議長 
 花城保都市みらい部長。

◎花城保 都市みらい部長 
 道路を所管する沖縄県南部土木事務所に申し伝えてまいります

○坂井浩二 議長 
 西中間久枝議員。

◆西中間久枝 議員 
 ぜひ県のほうにも伝えていただきまして、引き続き地域の方のためにも、また観光客の方のためにも安全対策を含めて取り組んでいただきますようお願い申し上げて、以上で私の一般質問を終わります。
 ありがとうございました。

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