2025年11月定例会 我如古一郎 一般質問
◆我如古一郎 議員
ハイサイ グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。日本共産党の我如古一郎です。
一般質問を行います。
初めに、昨夜発生した青森県の震度6強の地震の被害に遭われた皆様に、心からお見舞いを申し上げます。災害にいかに対応するか、改めて考える機会となりました。
1.防災対策について質問します。
(1)大分・佐賀関地域の火災大災害は、なぜここまで大規模な火災となってしまったのかが話題となっています。木造家屋が密集していたとともに、延焼が広がった原因の一つと言われているのが空き家です。見解を問います。
○大城わかこ 副議長
上原立也消防局長兼総務部参事監。
◎上原立也 消防局長兼総務部参事監
お答えいたします。
大分市で発生した火災につきましては、管轄消防本部により現在原因調査中とのことでありますが、報道によりますと、空き家への延焼拡大により、多くの建物が焼損したとのことです。
建物火災において延焼拡大する危険性の一因として、空き家などで放置されているごみや草木などの管理不十分が挙げられます。また、住民不在による初期消火の遅れなどから、被害が拡大する危険性が高いと考えられます。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
(2)市内の放置空き家の数と対策状況について、伺います。
○大城わかこ 副議長
浦崎宮人まちなみ共創部長。
◎浦崎宮人 まちなみ共創部長
お答えします。
本市は平成29年度に空家特措法に基づき那覇市空家等対策計画を策定し、市民などから寄せられる空き家等に関する苦情・相談等については、同計画に基づき、当該空き家等の所有者等に対して、助言または指導を行っております。
本市において、平成29年度から令和7年11月までに受けた空き家等の苦情・相談件数は650件で、うち434件、66.8%が改善されております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
管理不全な空き家、特定空き家として本市が指導・勧告をしている件数を伺います。
○大城わかこ 副議長
浦崎宮人まちなみ共創部長。
◎浦崎宮人 まちなみ共創部長
お答えします。
空家特措法に基づく特定空き家等は、これまで19件を認定しており、改善に向けた指導等の結果、うち11件が除却等により改善されております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
密集住宅市街地再生方針・重点改善地区のうち、識名一丁目地域は、具体的にどのような施策で解消しようとしているのか。見解を問います。
○大城わかこ 副議長
浦崎宮人まちなみ共創部長。
◎浦崎宮人 まちなみ共創部長
お答えします。
本市は、密集住宅市街地改善の取組を進めていく中で成功事例を発現させ、他の地区へ波及させることを目的としたモデル地区に、識名一丁目地内の街区を選定しました。
当該モデル地区は、国の補助を活用し、令和8年度に権利関係等の基礎調査、令和9年度に整備計画案の作成を予定しております。
整備計画案の作成に当たっては、地域住民・権利者へのアンケート調査や意見交換等を行い、その意向等を踏まえ、整備手法やその主体などについて検討しながら進めてまいりたいと考えております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
これからというところです。放置空き家で発生している問題は、ごみの散乱や山積み、外壁や屋根の破損などが放置されると景観が損なわれます。
さらに、腐敗した動物のふん尿やごみなどが放置されると悪臭の発生につながります。壊れた窓などから不法侵入者に出入りされると、周辺地域の治安の悪化につながります。隣の敷地や道路などへ枝がはみ出すと、周囲の建物を傷つけたり、歩行者の通行を妨げてしまいます。そして何より、火災の発生源や火災延焼の大きな原因となっています。
そこで、密集市街地、住宅市街地のほとんどに存在する2項道路に伴う問題点を質問します。
昭和25年の建築基準法施行の以前からある建物の現所有者から、次のような相談があります。
「両親が建てた建物が接する通路は、建築基準法の施行に伴う2項道路の設定時に漏れて、2項道路に接していないので新築はできない。新規に申請しても受理されず、建物を放置することもできず、取り壊して活用したいが工事車両が入れないような土地で、現在は空き家として残されている。」この事例は、空き家対策にも関係し、市民の土地利活用にも大きな壁が生じていることへの見解を問います。
○大城わかこ 副議長
浦崎宮人まちなみ共創部長。
◎浦崎宮人 まちなみ共創部長
お答えします。
建築基準法第42条第2項に規定する道路、いわゆる2項道路につきましては、法の適用の際に現に建築物が立ち並んでいる幅員4メートル未満の道で、特定行政庁が指定したものとなっております。
議員御質問の敷地に面する通路は、法の規定及び特定行政庁の定めた要件を満たしていなかったことから2項道路の指定がなされておりません。そのような敷地について、建築基準法第43条に定める建築物の敷地の接道規定を満たせず、建て替え等の建築行為が制限されることになります。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
この相談者のこの土地の密集住宅市街地再生方針に照らした位置づけを伺います。
○大城わかこ 副議長
浦崎宮人まちなみ共創部長。
◎浦崎宮人 まちなみ共創部長
お答えします。
議員御質問の敷地について確認したところ、那覇市密集住宅市街地再生方針で設定した、改善地区及び重点改善地区の地区内には含まれておりませんでした。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
現在のこの土地の所有者には何の責任もありませんが、特例も政策的な支援もないことが分かりました。このような事例は、ほかにどれだけあるのか伺います。
○大城わかこ 副議長
浦崎宮人まちなみ共創部長。
◎浦崎宮人 まちなみ共創部長
お答えします。
当該再生方針で設定した37の重点改善地区内では、無接道が想定されている建物は600件程度把握しております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
答弁のように、無接道と想定される建物が約600件もあるのはゆゆしき問題だと思います。本市の2項道路の総数とまちづくりにおける課題を問います。
○大城わかこ 副議長
浦崎宮人まちなみ共創部長。
◎浦崎宮人 まちなみ共創部長
お答えします。
本市における2項道路は、中心市街地や密集住宅市街地などに多く存在し、総数は約1,500件ございます。2項道路に面した敷地において建築物の建築等を行う際には、道路の中心線から2メートルのセットバックをする必要がございますが、路線全体が4メートルに拡幅されるためには、当該道路に面した敷地での建築行為を待つ必要があるため、路線全体の拡幅が完了するには相当の時間を要することが課題であると考えております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
答弁のように、市内に約1,500件もある2項道路はまちづくりにとって大きな課題であります。
基本私道ですから、接道している全ての家屋が、建て替えのときに2メートルセットバックして初めて4メートルの道路になるわけで、相当の時間がかかり、その間に空き家になってしまうという悪循環の危険をはらんでいます。
昭和25年の建築基準法が施工される前からあった建物は、畑道のような細い路地にひしめき合って建設され、その救済措置として2項道路が設定されました。現状では何も活用できない土地に税金だけが課税されています。隣近所は2項道路に認定されているこの土地については、行政が特例で認定することはできないのか、古くて新しい2項道路問題ですが、解決の方向を示す必要があります。密集住宅市街地再生方針にも関連して見解を問います
○大城わかこ 副議長
浦崎宮人まちなみ共創部長。
◎浦崎宮人 まちなみ共創部長
お答えします。
繰り返しにはなりますが、2項道路につきましては、基準日において要件を満たしていた路線について一括して指定をしていることから、特例等で新たに指定することは困難な状況でございます。
当該再生方針では、空家等除却跡地等を活用した避難地整備の誘導を改善地区における施策の一つとして位置づけております。
他自治体では、密集住宅市街地の老朽建築物の除却を促進する取組として、災害時の防災広場確保のため、土地所有者、まちづくり協議会等と協定等を結び、土地を無償で借受け、まちづくり協議会等が建物の除却や広場の整備・活用を行い、併せて固定資産税の減免等を行っている事例がございます。
本市といたしましては、密集住宅市街地内の無接道敷地についてその活用や改善に向け、先進事例を調査研究してまいります。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
遡っての指定はできないとの答弁でした。
地主・所有者には、納得しがたい話だと思います。自分の意思で密集住宅地になったわけでもない土地建物が、老朽化したら取り壊しも新築もできない、空き家にするしかない。利活用が困難な土地に行政は積極的に手を差し伸べる必要があります。答弁にあった、他の都市が老朽建築物除去を促進するための取組をしている事例、答弁がありました。空き家だけでなく、老朽化した建物にも除却費用の補助を行ってはどうか、見解を問います。
○大城わかこ 副議長
浦崎宮人まちなみ共創部長。
◎浦崎宮人 まちなみ共創部長
お答えします。
本市では、無接道敷地や2項道路に面する敷地にある空き家について、除却補助を実施しております。
補助の内容といたしましては、国庫補助を活用し、補助率5分の4、40万円を上限に不良住宅となる空き家等の除却費の一部補助と市費を用い、補助率5分の2、20万円を上限に空き家等の除却費の一部補助を行っております。
密集住宅市街地の改善に向け、既存の制度の活用と併せて制度拡充や新たな手法についても調査研究してまいります。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
取り壊しには一定の補助があると分かりましたが、建築はできません。
今回の私の質問は、那覇市が歴史的に抱えている、まちづくりの障害の存在であります。防災の観点からも、密集住宅の解消に行政は積極的な検討が必要であり、さらに前進をさせる施策を検討するよう願っております。
次に、乗合タクシーについて質問します。
乗合タクシーの目的と実績について伺います
○大城わかこ 副議長
花城保都市みらい部長。
◎花城保 都市みらい部長
お答えいたします。
真和志地域は、高低差のある地形や狭隘な道路が多いなどにより、公共交通の利用が不便な地域となっております。そのため、モノレール安里駅や寄宮交差点周辺のバス停までを結ぶ地域内公共交通の導入及び公共交通への利用転換などを目的として、区域限定の真和志地域乗合タクシーを平成29年1月から事業者により運行が行われております。令和6年度の利用者につきましては、約7,600人となっております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
乗合タクシーの事業の課題について伺います。
○大城わかこ 副議長
花城保都市みらい部長。
◎花城保 都市みらい部長
お答えいたします。
事業者に確認したところ、燃料価格や経費の高騰、人手不足などが運営の課題とのことであります。そのため、今年度に事業者から運行システムの見直し等の申出があり、令和8年1月から運賃や運行時間等の改定を行う予定となっております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
今、値上げも予定されているということですが、真地小学校周辺をなぜ排除したのか、適用してほしいとの声に対する見解を伺います。
○大城わかこ 副議長
花城保都市みらい部長。
◎花城保 都市みらい部長
お答えいたします。
運行エリアは、真和志地域の公共交通の不便地域を対象に、おおむね一般タクシーの初乗り運賃で移動できる距離1.75キロメートルを考慮した半径800メートルの区域を前提として、学識経験者や地域の代表、交通事業者等で構成される那覇市地域公共交通会議において議論し、決定されております。
エリアの拡大について事業主体である交通事業者に確認したところ、乗合率の低下や追加運行による採算性の悪化、既存利用者の利便性低下が懸念されるとのことであります。そのため、現行エリアでの安定運行とサービス向上を優先に考え、今後の展開を検討していきたいとのことであります。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
質問した真地小学校の周辺は、急傾斜の地域があります。首里方面に行こうとすれば、急坂を上り、バスセンターでバスに乗るしかありません。
また、モノレールの安里駅までは行きますよと言われても、結局乗換えで運賃が別に発生し、割安感がなくなるなどの声があります。
再質問ですが、公共交通の利用が不便な方への利便性の提供の観点からこの事業が始まったのに、現在行政は何も支援をしていないのでしょうか。
利便性の向上のためにも、事業者の採算性に任せるのではなく、公共交通の利用が不便な方の解消を目的とした事業にすべきです。もっと多くの市民が利用しやすいよう改善できないか伺います。
○大城わかこ 副議長
花城保都市みらい部長。
◎花城保 都市みらい部長
お答えいたします。
事業者としては、継続的な事業運営のため、運賃改定に併せて支払い方法の多様化等に取り組んでいるところでございます。
本市としましても、那覇市交通基本計画の基本目標である「誰もが移動しやすいまち」の実現に向け、公共交通ハンドブックやチラシの配布などによる周知や情報提供を中心に利用促進を実施してまいります。引き続き、事業者と情報共有を行いながら利用しやすい環境づくりに努めてまいります。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
これからも交通弱者をなくしていくために、よろしくお願いいたします。
次に、世界遺産識名園についてです。
母屋など、老朽化の現状と今後の保存活用計画を問います。
○大城わかこ 副議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
世界遺産である識名園につきましては、公開から30年が経過し、母屋となる御殿などの建造物は、雨漏りや建具の劣化などによる老朽化が進んでおります。
令和6年度に策定した保存活用計画では、母屋など建造物の修繕をはじめ、園路や水質の改善等を優先課題として位置づけており、今年度は、整備・活用の方向性や具体的な整備計画等を定めた整備基本計画の策定を予定しております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
雨漏りも発生している状況です。赤瓦が色あせています。赤瓦のふき替えで庭園の景観をよくし、観光客の期待に応えることができるのではないか伺います。
○大城わかこ 副議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
識名園の母屋などには、多くの赤瓦がふかれておりますが、経年に伴い現在は色があせている状況です。
沖縄の伝統的な赤瓦は、沖縄の青い空に非常に映えることから、識名園を引き立てる要素の一つと認識しております。経年に伴う瓦のふき替えにつきましては、今年度策定予定の整備基本計画の中で検討してまいります。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
赤瓦がふき替えられれば、景観が復活することは非常に明らかだと思いますので期待しております。
次に、御庭の芝生の水はけ改善状況を伺います。
○大城わかこ 副議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
識名園の御庭の芝生の水はけにつきましては、平成16年度に心字池へ排水できるよう池側に勾配を設ける工事を実施しておりますが、母屋周辺から湧き出る水の量が多く、根本的な改善には至っておりません。
本市といたしましては、現在進めております整備基本計画の中で、排水改善についても検討しておりますので、今後は当該計画に基づいた排水対策を講じてまいりたいと考えております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
御庭の前は芝生がありますけれども、物すごく水が出ています。御庭は長年、立入禁止で母屋を庭から観覧することができません。木造の母屋の保全のためにも水はけの改善は重要です。しっかり取り組んでください。
次に、心字池の水質について、この間の取組で一定の改善は見られていますが、濁りの解消には至っていません。原因を問います。
○大城わかこ 副議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
識名園の心字池では、過去数回にわたり水質改善を行っておりますが、水の濁りや藻の発生の解消には至っておりません。
水の濁りや藻の発生の原因として、池の底が土であること、底土から窒素やリンといった栄養分が供給されること、湧き水による水の流入、強い日差しなどによる水温の上昇、水の滞留などが考えられます。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
せっかく世界中から識名園を観覧に来られる観光客のためにも、水質はよくしたいと思っています。
真地の識名園周辺は、各家庭に1つ井戸があるほど地下水が豊富な地域です。これらの井戸水の協力を得て、水質改善の取組として外部からの水の供給が有効ではないのか、見解を伺います。
○大城わかこ 副議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
心字池の濁りの一因として、水の滞留が挙げられ、水流をつくることは水質改善に有効な選択肢の一つと考えられております。
一方、心字池に水を供給している育徳泉には、国の天然記念物であるシマチスジノリが生息していることから、外部から水を供給することで、この貴重な生態系に及ぼす影響が懸念されることから、慎重に検討する必要があるものと認識しております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
ほとんど同じ地域の井戸・湧き水を活用すべきです。懸念があるのであれば、詳細な水質検査も行ってやるべきだと提案しておきたいと思います。
次に、地域自治会についてです。
本市の協働のまちづくりのパートナーとして、地域自治会は最も重要だと思いますが、高齢化に伴う活動の縮小への認識と、協働のまちづくり施策への影響について伺います。
○大城わかこ 副議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
お答えいたします。
地域自治会の現状としては、現在の自治会数が151団体となっており、加入率は14.2%と減少傾向にあります。
また、自治会加入率の減少などに見られる自治会活動の縮小は、本市のみならず全国的な傾向となっております。
その要因は、高齢化のみならず少子化や近所付き合いの希薄化等々多岐にわたっており、那覇市自治会長会連合会とも活性化に向けた取組について意見交換を行っているところでございます。
自治会は、本市の協働によるまちづくりにおいて核となるものであり、重要なパートナーだと認識しております。
本市といたしましても、協働によるまちづくり推進のため、今後とも自治会活動の活性化に向けて支援を継続してまいりたいと考えております。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
地域自治会は、住民にとって住みやすい環境づくりや、子育てにもそして老後の生きがいづくりにも少なくない力を発揮しています。しかし、自治会加入率が14.2%とますます減る傾向であります。
令和元年度と令和7年度を比べて、自治会の数は何件になっているでしょうか。減少していると思いますが、その対策を問います。
○大城わかこ 副議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
コロナ禍以前となる令和元年度の自治会総数は、155自治会であったところ、今年度の自治会総数は151自治会となっており減少しております。
このことから、活動をしていない自治会については那覇市自治会長連合会に情報提供を行うとともに、引き続き連携して活動再開に向けた取組を進めていきたいと考えております。
大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
少なくともこの7年間で4件の自治会が活動を停止しており、危機感を持って考える必要があります。
若い世代の自治会加入と後継者育成の課題、行政の支援を伺います。
○大城わかこ 副議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
お答えいたします。
若い世代の自治会加入と後継者育成の課題は、少子化や近所付き合いの希薄化などとともに、近年、社会情勢における全国的な傾向となっております。引き続き、那覇市自治会長会連合会と意見交換を行うほか、全国自治体の取組について情報収集を行ってまいります。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
高齢化した自治会の存立の危機の最大のものは、会費の徴収が困難になってきていることです。死亡などによる会員の減少に加えて、徴収の担い手が高齢化して会費を集めることも困難さが増えています。独自の資産のない小さな自治会の活動の財源は自治会費であり、減少の一途です。行政にはそのような自治会をどう支援できるか、対策が問われていきますので、今後も注視してまいります。ぜひ力添えをお願いいたします。
次に、アニマルセラピーについてです。
現代は仕事や家庭のストレス、情報過多などで心身のバランスを崩す人が増えています。アニマルセラピーとは、本来、動物が医師を通して患者の機能向上の手助けをすることが目的だそうであります。動物と触れ合うことで、心が落ち着いたり、ストレスが軽減するなどの癒し効果が認められています。アニマルセラピーを高齢者施設や福祉施設・学校施設・医療施設への導入の意義・効果について、またセラピー犬などの導入を検討すべきと思いますが、健康部の見解を伺います。
○大城わかこ 副議長
山口芳弘健康部長。
◎山口芳弘 健康部長
お答えいたします。
アニマルセラピーは、福祉施設や医療機関等の現場でのリラックス・リハビリ効果や活動意欲の増加、情緒的な安定、また社会との交流や会話の促進などの効果があると期待されております。
セラピー犬などの導入につきましては、栃木県の国立宇都宮病院が入院患者のストレス緩和を目的に実施していることを把握しております。
本市においては、活動環境や衛生面、安全面にも配慮して慎重に取り組む必要があることから、現在のところ導入の予定はございません。
○大城わかこ 副議長
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
第5次総合計画でも、ウエルビーイングはテーマになっています。ウエルビーイングを意識した生活は、心の安定、体の健康、社会的つながりの充実を促して、長期的な幸福感や自己肯定感、生活の質を高めると言われています。
欧米ではセラピー犬がさらに発展して、病院やリハビリテーションセンターに勤務する犬として、医療ファシリティードッグがおり、学校では、登校の意欲・学習の意欲を高める犬として、教育ファシリティードッグも活躍して、不登校対策に役立っているそうであります。
今回の質問は、病院経営が大変なときにお金がかかる提案をするつもりはありません。難病の子供たちの生きる力を向上させ、不登校を初めとした教育環境の改善に重要な施策になると考えてのことであります。保護犬や保護猫がその主役になる可能性も含めて、NPO団体を育成することや、クラウドファンディングで資金を集めるなど、市民とともに実現できないかと思っています。それが健やかな心と体を育み、ウエルビーイングの質を高めて、住みよい那覇市をつくる一助になると確信しています。それが、若者たちや子育て中の世代が住みたくなる那覇市へと発展するかもしれません。大きな展望に立って、アニマルセラピーにも力を入れるべきと考えています。ぜひ御検討をお願いして一般質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。