2020年2月 西中間ヒサエ一般質問

西中間 久枝

2021/06/09

[ 令和 02年(2020年) 2月定例会−02月20日-04号 ]

◆西中間久枝 議員 
 ハイタイ、日本共産党の西中間久枝です。これより一般質問を行います。どうぞよろしくお願いいたします。
 初めに、1.ひとり親支援について。
 全国のひとり親家庭、その中でも母子家庭は86%を占めています。母子家庭の母親の81.8%が働いていますが、その収入は平均200万円と低く、両親と子どもがいる世帯平均の3割程度にすぎません。
 沖縄労働局の調査において、2018年度に新たに受け付けた求職者のうち、ひとり親の割合が6.4%と全国で最も高く、全国平均の3.8%より2.6ポイント高い数字になっています。
 沖縄県が昨年実施したひとり親世帯等実態調査で、母親の就労形態の半数近くはパートやアルバイト、派遣社員などで、帰宅時間が午後7時から8時台というケースが4分の1を占め、9時以降深夜におよぶケースも少なからずあるという調査結果も出ています。
 子どもが小さいと保育園の送り迎えなどがあることから、残業や土日勤務のない仕事を望む人が多いとの結果も出ました。
 県内の昨年10月の有効求人倍率は1.21倍ですが、正社員に限れば0.63倍と、全国値1.15に比べれば依然と低い状況です。
 求人はあっても正社員募集は少なく、非正規から抜け出せないひとり親のニーズとのずれは依然として大きく、子育てをしながら働き続けることの難しさは、ひとり親の世帯の生きづらさに大きな影響を与えています。
 働きながら安心して子育てができるよう、支援が急がれています。長期の安定した雇用確保、正規雇用につながる就労支援や、ひとり親が就労するための保育所入所など、那覇市の取り組みを伺います。
○久高友弘 議長 
 末吉正幸こどもみらい部長。
◎末吉正幸 こどもみらい部長 
 まず、ひとり親支援のうち就労支援についてお答えいたします。
 本市が実施しております就労支援としましては、那覇市母子・父子福祉センターにおいて、就労相談、求人情報の提供、職業の斡旋やパソコン講習会などを実施しております。
 また、長期の安定した雇用、正規雇用につながる就労支援として、ハローワークなどの教育訓練講座の受講費用を助成する自立支援教育訓練給付金事業や看護師、保育士など就職に有利な資格取得のための養成機関に通う際の生活費を補うために支給する高等職業訓練促進給付金事業を行っております。
 直近5年間の利用者及び支給実績としましては、両給付金合わせて、平成26年度は23人、2,381万7,000円。平成30年度は45人、4,236万3,420円となっており、利用人数は約2倍に増加しております。このことからもひとり親におきまして、正規雇用につながる資格取得などに向けた支援については、ニーズが高いものと考えております。
 続いて、ひとり親家庭の保育所入所等について本市の取り組みをお答えいたします。
 昨年の4月1日現在の待機児童250人中、ひとり親家庭の児童は15人となっております。待機児童の発生率を単純に計算しますと、ひとり親家庭では1.08%、ひとり親を除いた家庭では2.40%となっており、入所率が高い状況となっております。
 ひとり親家庭につきましては、就労して1人で生活を支えていかなければならないことなどを考慮し、入所選考の際において加点を実施しており、二人親家庭よりも優先的に入所できるような支援を行っているところでございます。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 働くためには、子どもを預けることができるかが大きな問題になります。那覇市では、ひとり親世帯に対して保育所入所への配慮があることがわかりました。
 ほかに頼る人がいないなど、1人で子育てをしているひとり親世帯では、就労や自立に向けた就労支援を受けながらの修学時など、日常の支援も必要となります。側面的な生活支援の概要と実績について伺います。
○久高友弘 議長 
 末吉正幸こどもみらい部長。
◎末吉正幸 こどもみらい部長 
 側面支援につながる生活支援としましては、本市では、就労や修学、病気等で一時的に援助が必要なひとり親家庭にヘルパー、家庭生活支援員を派遣し、子どもの世話や家事などの日常生活のお手伝いをする、ひとり親家庭等日常生活支援事業を平成25年度より実施しております。
 派遣件数及び事業費の実績としましては、開始年度の平成25年度が延べ175件、200万円。平成28年度は延べ362件、485万円。平成30年度は延べ534件、815万円と毎年伸びており、ニーズにあわせて沖縄県子どもの貧困対策推進交付金などを活用しながら、拡充を図ってきたところでございます。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 那覇市が全庁で取り組んでいるひとり親家庭への支援制度を高く評価いたします。支援制度を広く周知すべきではないでしょうか。
 どのように周知しているのかを伺います。
○久高友弘 議長 
 末吉正幸こどもみらい部長。
◎末吉正幸 こどもみらい部長 
 平成29年度に沖縄県が実施しました子ども調査によりますと、低所得者層ほど子育てで孤立しやすく、必要な情報が届きにくいとのことでした。
 そのような結果を踏まえまして、本市では、市のみならず、国・県・関係団体などが実施するひとり親家庭が利用可能な支援事業等をまとめたチラシを作成し、児童扶養手当受給者全員へ送付しております。
 そのチラシの中には、市のホームページに誘導するQRコードを掲載し、手持ちのスマートフォンでQRコードを読み込めば、市のホームページや関係団体のホームページから事業の情報を手軽に入手することができるようになっています。
 今後も、ネット社会に対応した周知等に努めてまいりたいと考えております。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 ひとり親世帯、子どもの育ちを支えるためにこれからも当局の皆さん頑張ってください。
 次に、2.児童虐待防止の取り組みについて質問いたします。
 玉城知事は、沖縄県子どもの権利を尊重し虐待から守る社会づくり条例を制定し、全ての子どもたちが夢、希望を持って成長していける社会実現を目指しています。本市も12月に第2次那覇市DV防止計画を策定しております。
 昨年、千葉県野田市で小学生の女児が虐待によって死亡し、父親らが逮捕された事件から1年がたちました。
 野田市は23日、専門家による検証報告書を公表しました。報告書には、2017年11月に一時保護されてから、少なくとも13回、行政機関が命を救うために介入すべきタイミングがあったが、連携不足や危機感の欠如から適切な対応ができていなかった。市や学校、教育委員会、児童相談所など関係機関に多くの問題があったことを指摘しています。
 報告書は、「子どもを守り通す組織がつくられていくことを切に望む」と結ばれています。二度と尊い命が失われることのないよう、虐待に対応する的確で迅速な行政機関の対応と連携が必要です。
 那覇市が実施しています短期入所生活援助事業の目的と経年実績について伺います。
○久高友弘 議長 
 末吉正幸こどもみらい部長。
◎末吉正幸 こどもみらい部長 
 短期入所生活援助事業は、児童を養育している家庭の保護者が疾病等の事由により、家庭における養育が一時的に困難となった場合に、那覇市母子生活支援センターさくらにおいて、通園・通学、食事や身の回りの世話などの生活援助を行う事業となっております。
 今年度より事業を拡充し、緊急・一時的に保護することが必要な母子も利用することが可能となっております。
 利用実績としましては、平成29年度は利用日数延べ310日、利用実人数73人。同じく平成30年度は528日、126人。今年度は12月末時点で、514日、107人となっており、増加傾向にございます。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 利用が増えている現状、また入所希望者が増えている現状もあるとのことを聞いています。必要な子どもたちに対応するためにも、既存の施設での受け入れ人数を増やすことが必要です。対応を伺います。
○久高友弘 議長 
 末吉正幸こどもみらい部長。
◎末吉正幸 こどもみらい部長 
 さくらに確認したところ、1日の最大受け入れ人数は6人となっております。その受け入れ体制としましては、5人までは支援員1人で対応し、6人になると支援員を2人体制で対応している状況とのことです。
 また、さくらでは、病後児保育や児童相談所、女性相談所の一時保護も受託しており、学校の長期休み等で利用希望が重なる場合などについては、ほかの空いている部屋を活用している状況となっております。
 現状で、満室に近い状態が続いていることを踏まえた場合、受け入れ人数を増やすことにつきましては、部屋などのハード面に加え、支援員といったソフト面も含めて検討する必要があるものと考えております。
◎久高友弘 議長  
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 将来的に、対応する施設を増やす必要があります。見解を伺います。
○久高友弘 議長 
 末吉正幸こどもみらい部長。
◎末吉正幸 こどもみらい部長 
 短期入所生活支援事業につきましては、市民のニーズが増加しているものと認識しており、そのような状況に対応する必要性も感じているところでございます。
 その対応としましては、県外自治体においては、乳幼児の場合、地域の里親や保育士などに一時的に預けるなど地域資源の活用なども行っていることを承知しております。
 本市としましては、そのような事例を参考に、費用対効果や本市の現状を踏まえた手法などについて調査・研究をしてまいりたいと考えております。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 子どもたちを守るための支援、引き続き頑張ってください。
 次は、3.障がい者とスポーツ政策について質問を行います。
 2020年オリンピック・パラリンピックが4年に1回の世界大会として日本で開催されることもあり、障がい者スポーツが注目され、多くの期待が今寄せられています。
 パラリンピックのほかには、全国障害者スポーツ大会として、1965年から、身体に障がいのある人々を対象に行われてきた全国身体障害者スポーツ大会と、1992年から知的障がいのある人々を対象に行われてきた全国知的障害者スポーツ大会を統合した大会として、2001年から国民体育大会終了後に、同じ開催地で行われています。
 大会の目的は、パラリンピックなどの競技スポーツとは異なり、障がいのある人々の社会参加の推進や、国民の障がいのある人々に対する理解を深めることにあります。
 全国障害者スポーツ大会への沖縄県の参加状況を伺います。
○久高友弘 議長 
 宮城寿満子福祉部長。
◎宮城寿満子 福祉部長 
 沖縄県の全国障害者スポーツ大会への直近3年の参加状況につきましては、平成29年度大会へは県全体で59人の参加、本市からは4人の選手が参加し、金メダル1つ、銀メダル1つ、銅メダル1つの成績を収めております。
 平成30年度大会へは、県全体で52人の参加、本市からは4人の選手が参加し、金メダル1つ、銀メダル3つの成績を収めております。
 今年度大会へは、県全体で68人の参加で、本市からは3人の選手が参加しましたが、台風の接近により競技が中止となっております。
 以上のように、全国障害者スポーツ大会における本市派遣選手の皆様は、大変優秀な成績を残しており、今後の活躍も期待するところでございます。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 本市から県の代表として参加している選手が優秀な成績を収めていることがわかりました。
 障害者スポーツ大会での実施競技で陸上競技のうち、車イスを利用しての競技、障がい者スポーツ競技を幾つか紹介させていただきます。
 モニターをお願いいたします。
       (モニター使用)
 これは、全長30メートルの直走路に置かれた赤白の旗門、フラッグを前進、後進しながら通過し、そのタイムを競い合う競技、スラロームです。
 次の画像をお願いいたします。
       (モニター使用)
 重度の障がいのある車いすの使用者を対象とした投てき種目で、大豆などを入れた、重さ150グラム、12センチメートル四方の袋を投げるビーンバッグ投げ。
 次の画像をお願いします。
       (モニター使用)
 全日本アーチェリー連盟競技規則に準じて行われていますアーチェリー。実施種目は、50メートル・30メートルラウンドと30メートルダブルラウンド、初級者の18メートルダブル。
 次をお願いします。
       (モニター使用)
 また、フライングディスクとして、5メートルまたは7メートル離れたアキュラシーゴールという、直径91.5センチメートルの円形にディスクを10回投げてその通過数を競う、アキュラシー競技。
 ディスクを3回投げて遠投距離を競うディスタンス競技。
 次の画像をお願いします。
       (モニター使用)
 また、体育館で行われる競技としましては、卓球。
       (モニター使用)
 バスケットボール等があります。
 モニターありがとうございました。
 次の質問です。
 市民体育館で、車いすを使用しての競技、ボッチャ、卓球、バスケット競技での利用は可能かを伺います。
○久高友弘 議長 
 山内健教育委員会生涯学習部長。
◎山内健 教育委員会生涯学習部長 
 お答えいたします。
 議員が今おっしゃいました、ボッチャ、卓球、バスケット競技のいずれの競技も那覇市民体育館での利用は可能でございます。
 ただし、車いすバスケットにつきましては、床面への影響を考慮しまして、利用に際しましては競技用車いすの使用を条件としております。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 多くの方が障がい者スポーツに参加しています。大会へ代表として出場をするという目標に向かって練習している方も多くいます。
 モニターをお願いいたします。
       (モニター使用)
 写真は、昨年9月、奥武山陸上競技場での車いすスラロームの練習風景です。仕事を終わって練習に参加する方、また、体温調節が必要な方もいるため、夕方の少し涼しくなり始めてから練習を行っています。モニターありがとうございました。
 障がいのある方が気兼ねなく、日ごろからいつでもスポーツに参加できること、その環境の整備も必要です。
 陸上競技や屋内競技ができる施設をつくるべきではないでしょうか。見解を伺います。
○久高友弘 議長 
 宮城寿満子福祉部長。
◎宮城寿満子 福祉部長 
 車いす等の障がいのある方が利用できる屋内外の競技施設を新たに整備することにつきましては、土地の確保や整備費等の財政的な課題があり、大変厳しいものであると考えております。
 まずは、本市に所在する既存施設を把握し、活用も検討しながら、必要に応じて関係機関と調整してまいりたいと考えております。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 障がいのある人もない人も誰でも思いっきり、スポーツができる環境をつくるために、ぜひ当局の皆さん頑張ってください。
 次に、4.軽自動車の減免についての質問をいたします。
 2019年12月定例会で質問させていただきました「精神障がい者の軽自動車税減免」について、長嶺部長は「調査結果等を踏まえ、本市としては、本人運転につきましては、今後、減免の対象としてまいりたい」との答弁がありました。早速、2020年度より実施することを高く評価いたします。
 現在、障がい者が利用できる軽自動車税の減免の制度と、今回拡充される軽自動車税減免の対象者と、制度の周知・広報について伺います。
○久高友弘 議長 
 仲本達彦企画財務部長。
◎仲本達彦 企画財務部長 
 現行の減免規定においては、身体障害者手帳をお持ちの方は、障がいの区分及び等級に応じ、障がい者御本人が運転する場合、あるいは生計同一者の運転、または常時介護者が運転する場合を対象としております。
 次に、療育手帳A1・A2、及び精神障害者保健福祉手帳1級をお持ちの方については、本人運転を除き、生計同一者が運転または常時介護者が運転する場合を対象としております。
 今回、拡充される点については、障がい者福祉政策を進める観点から、精神障がい者及び知的障がい者の方についても、本人運転を減免の対象に加えるものでございます。
 周知・広報に向けては、主に本市ホームページや障がい福祉のしおりを活用して取り組んでまいりたいと考えております。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 対象者の方や関係者からも大変喜ばれている拡充になっています。これからも障がい者社会参加の促進と障がい者の自立、福祉の向上の立場からさらなる減免に向けても取り組んでいただきますようお願いいたします。
 次に、5.下水道行政について質問をいたします。
 2019年6月定例会でも質問をいたしました、首里山川町三丁目地内の下水道整備計画の概要と、進捗状況について伺います。
○久高友弘 議長 
 金城康也上下水道部長。
◎金城康也 上下水道部長 
 お答えいたします。
 首里山川町三丁目地内の下水道整備計画の概要につきましては、地形的な条件から通常の自然流加方式ではなく、マンホールポンプによる圧送方式にて、下流側より下水道の整備を順次進めていく計画となっております。
 当該下水道整備の進捗状況につきましては、マンホールポンプ設置予定箇所の地権者と交渉を行っておりますが、マンホールポンプ設置位置などの承諾に時間を要しております。現在、当該公共下水道の整備について御協力いただけるよう、引き続き交渉を行っているところであります。
 今後、マンホールポンプ設置位置などの承諾を得るとともに、設置位置の変更に伴う修正設計など諸手続を行った後に工事に着手する予定となっております。
 また、工事に着手する前には工事説明会を開催し、付近住民の皆様へ工事の内容を説明するとともに、工事への協力をお願いするチラシを配布するなどしっかりと周知してまいります。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 整備を進めるに当たって、地域の皆さんに協力いただけるように丁寧に対応しているということがわかりました。
 首里山川町三丁目地内の下水道整備は、2017年4月17日付で、首里山川町三丁目の市民から、那覇市に要請された事案になっております。実際に要請書を提出して3年近く経過しております。市民生活にとって必要不可欠である下水道の整備が、一日も早く実施されることを地域の皆さんから求められています。
 下水道整備を進めるために当局の皆さん、今後も頑張ってください。
 次に、6.道路行政について、市道赤平当蔵線、歴史散歩道として道路が整備された経緯と目的を伺います。
○久高友弘 議長 
 玉城義彦都市みらい部長。
◎玉城義彦 都市みらい部長 
 赤平当蔵線は、沖縄らしい魅力的な観光地及びまちづくりのため、路面の改良や道路の美化等、快適に回遊できる散策路の整備を図ることを目的に、歴史散歩道整備事業の一環として整備を行っております。
 当該路線は、儀保駅近隣から龍潭通りを結ぶ道路で、県道49号線を介して首里城までアクセスする首里宿道ル─トとして平成26年度から平成28年度にかけて石畳舗装等の道路改良整備を行っております。
◎久高友弘 議長  
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 歴史散歩道として整備されています道路ですが─モニターをお願いいたします。
       (モニター使用)
 モニターにありますように、ところどころ穴があいていて、次お願いします。
       (モニター使用)
 石畳舗装がされている部分では、割れている場所が何カ所かあります。地域の方から直してほしいとの要望が寄せられています。対応を伺います。
○久高友弘 議長 
 玉城義彦都市みらい部長。
◎玉城義彦 都市みらい部長 
 道路パトロールや市民からの情報提供については、速やかに道路の損傷等を把握し、修繕等適宜対応しているところでございます。
 議員ご質問の市道を現地確認しました。石張り舗装材の損傷によるがたつきを5カ所ほど確認しておりますので、年度内に補修を予定しております。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 年度内に補修していただけるということで安心しました。
 整備された後の歴史散歩道では、地域の方が散歩していたり、生活道路として桜も咲いているこの時期は、観光客の皆さんが写真を撮りながら楽しそうに歩いている姿を目にします。
 引き続き、歴史かおる道路として安全で快適に利用できるよう、また今後もぜひ対応をお願いいたしまして、次の質問に移ります。
 7.老人福祉センターについて。
 首里末吉町の末吉老人福祉センターでは、民謡カラオケ同好会、三味線講座、レク、そのほかにも多くのサークルに毎日、地域の方が利用しています。生きがい、健康づくり、介護予防にと、地域の皆さんにとってなくてはならないセンターになっています。
 その末吉老人福祉センターが現在、利用ができなく困っているとの声が寄せられています。利用ができない原因と対応を伺います。
○久高友弘 議長 
 宮城寿満子福祉部長。
◎宮城寿満子 福祉部長 
 お答えいたします。
 末吉老人福祉センターの管理運営において、施設設備の保守点検業務について、業務仕様書に基づき指定管理者にゆだねられております。
 直近の1月上旬に実施された電気設備定期点検におきまして、「異常なし」との報告になっておりましたが、その後、電気系統に原因不明のふぐあいが発生し、1月24日には全館停電にいたりました。
 本市といたしましては、利用者の安全面を優先し、やむなく一時閉館の処置をとり、停電の原因について調査したところ、高圧ケーブル及び気中開閉器の劣化であるということが判明したため、予算措置や電力会社との調整を進め、2月19日に修繕工事を行い、現在、復旧はしております。
 しかしながら、新型コロナウイルス感染予防の観点から、那覇市危機管理対策本部の決定に基づき、他の老人福祉センター、老人憩いの家と同様に現在閉館中でございます。
 老人福祉センターは、さまざまなサークル活動や各種講座の開催などを通し、高齢者の皆様の生きがいづくりや社会参加を促進し、また介護予防の通いの場としても利用されている活動拠点でございます。
 このことを念頭に置きながら、再開時に関しては危機管理対策本部の指示を待ちつつ、指定管理者と密に連携を図ってまいりたいと考えております。
○久高友弘 議長 
 西中間久枝議員。
◆西中間久枝 議員 
 末吉老人福祉センターの利用ができなくなった原因がわかりました。その原因の電気系統のふぐあいは修繕対応されたとのことで安心いたしました。
 センター自体は、まだ新型コロナウイルスの感染予防対策のために現在閉館されているとのことですが、利用者の皆さんが開館後もスムーズにセンター利用ができるようお願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

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