日本共産党那覇市議団ニュース24号

2025/07/01

沖縄戦の悲劇二度と 那覇市議会が平和宣言可決(しんぶん赤旗)
 アジア・太平洋戦争、沖縄戦の終結から2025年夏で80年を迎えるに当たって那覇市議会は25日、二度と沖縄戦の悲劇を繰り返すことがないよう、市民と力を合わせてあらゆる努力を惜しまないと誓う平和宣言を全会一致(1人退席)で可決しました。
 宣言の文面は起草委員会がつくられ、日本共産党のフルゲン茂治茂治委員が作成した案をもとに、他会派との調整をへた上でまとまりました。
 沖縄戦では、米軍を沖縄になるべく引きとめて日本本土を守るための時間をかせごうとした日本軍の「戦略持久戦」によって、軍人をはるかに上回る一般住民の犠牲者が出たことに最大の特徴があると指摘。県民の4人に1人が犠牲になったとして、「軍隊は住民を守らない」ことが沖縄戦の最大の教訓とされてしまう理由だと述べています。
 沖縄戦の体験を原点とし、「人間の尊厳を何よりも重く見て、戦争につながる一切の行為を否定し、平和を求め、人間性の発露である文化をこよなく愛する心」である「沖縄のこころ」や「命どぅ宝」を世界に発信すると強調。平和行政と平和教育の促進、戦争遺跡群の保存・活用、核兵器廃絶などに力を尽くすとしています。
 また、沖縄戦の犠牲者らを冒涜し、史実をわい曲する動きには厳しく対峙すると決意を述べています。

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