2022年9月定例会 我如古一郎 一般質問

我如古 一郎

2023/04/07

◆我如古一郎 議員 
 ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。日本共産党の我如古一郎です。一般質問をさせていただきたいと思います。
 初めに、物価高騰対策について質問します。
 地方創生臨時交付金の額と活用状況及びその残高について伺います。

○久高友弘 議長 
 金城康也企画財務部長。

◎金城康也 企画財務部長 
 お答えいたします。
 今年度、国から本市に提示された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の限度額は、通常分で23億7,990万1,000円、原油価格物価高騰対応分で7億5,982万3,000円、合計31億3,972万4,000円となっております。
 原油価格・物価高騰対策事業への活用状況につきましては、物価高騰に直面する子育て世帯や低所得者世帯への給付金事業、食料費高騰の影響を受ける市立小中学校などへの給食費補助、漁業者やごみ収集運搬許可業者への燃料などの高騰に伴う事業者支援などとなっております。
 また、原油価格物価高騰対策等への活用可能な臨時交付金の残額は、現時点で3億9,011万8,000円となっております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 10月には、さらに6,300品目以上の食料品の値上げを予定しているようであります。物価高対策に使える政府の交付金は、答弁で約3億9,000万円が残っていることが分かりました。
 今後、決算剰余金の64億円のうち、半分の32億円の一部も活用をして、追加の経済・生活支援対策をすべきだと思いますが、見解を伺います。

○久高友弘 議長 
 金城康也企画財務部長。

◎金城康也 企画財務部長 
 お答えいたします。
 物価の安定は国民生活の根幹をなすものであり、金融政策や財政政策を含めた総合的な対策を一義的には国において実施すべきものと考えております。
 現在、政府においては、物価やエネルギー価格の高騰に対して、今後、総合経済対策を策定し、第2次補正予算案の編成について検討を行うとのことであります。このようなことから、本市としましては、国の地方創生臨時交付金を最大限活用した経済・生活支援対策等を今後も実施していくことは重要であると考えております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 横浜市や伊東市などで実施をしているレシ活、これが注目をされています。買い物レシートをアプリに投稿して、買い物の20%(最大3万円)が還元されるもので評判を呼んでいます。内容と効果を伺います。

○久高友弘 議長 
 末吉正幸経済観光部長。

◎末吉正幸 経済観光部長 
 レシ活とは横浜市などが実施している事業で、域内の登録された飲食店や小売店等で商品を購入した際に発行されるレシートの金額に応じ、利用者にポイント等を還元する事業でございます。
 横浜市が令和3年度から令和4年度にかけて実施しているレシ活チャレンジ事業は、利用対象者は市内在住者、対象店舗は県が発行する「感染防止対策取組書」を掲示している市内飲食店とし、その店舗で発行されるレシートを専用アプリで投稿すると、利用金額の20%がポイントとして還元される内容となっております。
 横浜市に確認したところ、令和3年度に開始した同事業は予算規模は約2億3,000万円で、内訳としてはポイント還元の原資が約2億円、業務委託料が約3,000万円で、財源としては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用したとのことでございます。
 なお、横浜市は事業の効果の詳細については現時点では公表していないとのことですが、同事業の第2弾を令和4年にも実施し、飲食店以外にも対象を広げ、予算規模も拡大し実施していることから、一定程度の効果があったものと推察しており、レシ活は、域内の消費喚起などの効果が期待できるものと考えております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 今、起きている物価高は全ての国民と経済に大きく打撃を与えています。この支援策のメリットは、住民税非課税世帯など給付金が支給される方以外の単身者、フリーランス、自営業者、そして子供のいない世帯など支援の恩恵が大きく広がることであります。さらに、小売店舗には負担がなく、売上げは上がるというメリットがあり、歓迎されているそうであります。ぜひ検討いただきたいと思います。
 次に、漁業者と同等に農業者へも肥料や飼料、ビニールハウスの材料・燃料費への支援などの対策を検討すべきであります。日本政府の農業政策は亡国の農政と言われ、専業農家では生活できない状況が全国で広がっています。そこにきての円高による物価高騰であります。
 那覇市民の農家は他市町村に通勤農業をしているため、現状でも農地のある町村では何も補助が受けられない、不公平な状態に置かれています。だからこそ、今回の原油高騰・円安に起因する負担増の危機から、農業者を救うときであります。
 JA沖縄からの要請書への見解と対応を伺います。

○久高友弘 議長 
 末吉正幸経済観光部長。

◎末吉正幸 経済観光部長 
 先月8月にございましたJA沖縄からの要請については、今般の円安や燃油価格高騰により、農業生産の現場では厳しい経営状況となっていることから、持続可能な農業生産基盤の確立に関して支援を要望するものとなっております。
 具体的には、農業における肥料価格高騰に対する支援、畜産業における飼料価格高騰に対する支援、再生産可能な価格形成に向けての理解醸成についての支援を要請するものとなっております。
 これらの物価高騰対策に対する農業及び畜産業に対する支援といたしましては、県において肥料価格高騰緊急対策事業、飼料価格高騰緊急対策事業等が実施されており、また、国においては肥料価格高騰対策事業が実施されております。
 本市では、那覇市農業振興事業により肥料の購入、出荷箱の経費の一部に対して補助を行い、農業基盤の強化及び振興・育成を図る事業を実施しておりますが、今後も国及び県の動向を注視しながら、本市としてもどのような支援ができるか検討してまいりたいと考えております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 皆さんもスーパーに行ったら分かると思いますけど、今、牛乳がありません。買おうと思ってもない。これは畜産業が深刻な打撃を受けている証拠であります。緊急に農業者にも畜産業にも平等に支援策を検討していただくことを強く要望したいと思います。
 賃金の上がらない国、日本。経済が成長せずに、危機に弱い根本には賃金が上がらない日本の異常さがあります。1人当たりの実質賃金は、ピーク時の1997年と2020年を比べたら64万円も減っております。今年度も4期連続で実質賃金は下がり続けています。そのような状況を考えれば、今年度は思い切った物価高騰への生活支援を惜しまずに行うことが、市民生活と経済を守る自治体としての重要な仕事だと思います。あらゆる財源を活用して、追加の支援施策を行うことを強く要求したいと思います。
 次に、識名園の活性化と周辺整備について伺います。
 池の水を全部抜いての識名園の心字池をしゅんせつした効果を伺います。

○久高友弘 議長 
 渡慶次一司市民文化部長。

◎渡慶次一司 市民文化部長 
 識名園は平成7年の開園以来、市民、県民、観光客に対し琉球庭園の魅力を伝えてまいりました。近年、庭園に広がる心字池に藻の発生が顕著に見られたことから、令和2年から心字池水質改善業務に取りかかり、しゅんせつ等を実施し、令和4年3月に当該業務を完了しています。
 現在、心字池の状況につきましては定期的に経過観察を行っており、その結果、当該業務実施前に比べ藻の発生は抑えられていることが確認でき、一定の効果が得られております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 先日、久しぶりに期待を込めて識名園を見学してまいりました。正直言ってがっかりしております。心字池の濁りは改善はされておりましたが、池の緑色は変わっておりませんでした。そして藻の固まりと葉っぱもたくさん浮いていて、風景を著しく悪くしています。原因と今後の対策を伺います。

○久高友弘 議長 
 渡慶次一司市民文化部長。

◎渡慶次一司 市民文化部長 
 識名園では、歴史的景観を保全し、琉球庭園の魅力を伝えるため、庭園内の管理業務を行っております。日々の管理業務では、毎日午前・午後の2回、水面に浮いている落ち葉や藻を岸辺に寄せ、回収しております。
 池の色味や水質に関することにつきましては、抜本的な対策としまして保存活用計画を策定する中で、日々の管理業務と合わせ、改善する様々な手法を検討してまいりたいと考えております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 池の水面の掃除は当然のこととしてしっかりやるべきです。これは入園料をいただいている以上、当然の業務としてやるできであります。
 そして、我が市民がしっかり来ていただくためにも入園料は半額にすべきなど、優遇措置も必要かと思っています。見解を伺います。

○久高友弘 議長 
 渡慶次一司市民文化部長。

◎渡慶次一司 市民文化部長 
 識名園の一般来園者の入園料は400円となっております。7月8日のなはの日、11月3日の文化の日は無料開園しており、隔月で行っている世界遺産解説会では、参加者は無料入園にしております。また、今年度から800円の年間パスポートを販売しており、1年間いつでも識名園を訪れることができます。
 今後も識名園で魅力ある催しを開催するなど、多くの皆様にお越しいただけるような活用方法を検討してまいりたいと考えております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 400円の入園料に値する満足度がなければ、市民の利用にはつながらないと思います。地元の住民でさえ何年も行ったことがないと聞いております。市民が定期的に行きたくなる魅力づくりや、普段着で見学できる身近な世界遺産にするためには、負担の少ない金額にすることも活性化の一つだと指摘をしておきたいと思います。
 世界遺産、国指定特別名勝の庭園にふさわしいきれいな池の水質にすることは最低条件であります。これを実現するためにも、将来きれいな池で蛍が見られる識名園を目標にしてはどうでしょうか。見解を伺います。

○久高友弘 議長 
 渡慶次一司市民文化部長。

◎渡慶次一司 市民文化部長 
 識名園の魅力の一つであります心字池の水質改善につきましては、今後もあらやる管理等を含めて望ましい水質に向けて努力してまいりたいと考えております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 昨年の議会で、識名園駐車場に四季折々に花の咲く樹木を植えることで、来園者を増やす提案をいたしました。検討状況を伺います。

○久高友弘 議長 
 幸地貴都市みらい部長。

◎幸地貴 都市みらい部長 
 お答えいたします。
 識名園駐車場に花の咲く樹木を植えることにつきましては、駐車場の機能を確保するとともに、草花を含め効果的な配置を検討する必要があると考えております。
 今後は、配置計画や維持管理体制も含めて関係機関や地域と調整を行ってまいりたいと考えております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 心字池の最初でモニターをお願いするのを忘れました。せっかくですので、よろしくお願いします。
       (モニター使用)
 これが水を抜いた状態。次お願いします。
       (モニター使用)
 これは藻がいっぱい浮いているんです。次お願いします。
       (モニター使用)
 全景ですね。次、どうぞ。
       (モニター使用)
 次、どうぞ。
       (モニター使用)
 こんな状態であります。心字池の水をきれいにすることは非常に今後の重要な課題となっています。
 世界遺産・今帰仁城址は、桜の季節には、県民もこぞって見学に来るほど賑わっているのを見たことがあります。世界遺産の身近な活用は観光振興にも必ず資するものであります。
 次に、琉球王朝食パンを販売する地元自治会と企業の識名園共同売店が開店して3年目となっています。運営と活性化に対する評価を伺います。

○久高友弘 議長 
 幸地貴都市みらい部長。

◎幸地貴 都市みらい部長 
 お答えいたします。
 識名公園売店運営事業につきましては、本市が取り組む民間活力を生かした公園活性化事業の一環として実施しております。令和2年2月に事業者を公募し、同年3月末に地元の真地自治会と企業の共同企業体が事業者として決定しております。事業者においては、令和3年3月にコロナ禍の厳しい状況の中で営業を開始しているところでございます。
 事業内容や取組といたしましては、那覇市長賞を受賞した琉球王朝パンやお土産品を販売し、販売員を自治会員や地域の住民から雇用するなど、識名園の利用者や地元からも喜ばれるような取組を行っております。
 本市といたしましては、本事業が識名園及び地域の活性化につながっているものと評価しております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 この間2年たって最近では、世界遺産識名園で高級食パンを売っていると県民にも評判になってきました。コロナ禍で売店経営の困難もありながら、活性化につながっているとの評価を了とします。今後も御支援をよろしくお願いいたします。
 次に、帯状疱疹ワクチン接種への補助についてです。
 帯状疱疹は日本人の3人に1人がかかると言われています。そのワクチン接種への自治体の補助が増加しています。帯状疱疹ワクチン接種の有用性と本市の対応を伺います。

○久高友弘 議長 
 根間秀夫健康部長。

◎根間秀夫 健康部長 
 帯状疱疹は、体の片側の一部にピリピリとした痛みが現れ、その部分に水ぶくれを伴う赤い発疹が出現します。
 水ぼうそうにかかると、治った後もそのウイルスが体の中に潜んでいて免疫力が落ちたときに発症し、成人の90%以上が帯状疱疹になる可能性があり、80歳までに3人に1人が発症すると言われており、特に50代から発症しやすくなります。 
 帯状疱疹ワクチン接種の効果としましては、2回の接種による発症予防効果は50歳以上で90%以上となっており、高い効果が認められているとのことです。
 本市では、現在、定期接種ではないため費用の助成は行っておりませんが、他自治体の状況について調査研究してまいります。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 帯状疱疹は、ストレスと免疫力の低下が関係しているようであります。コロナ禍の中では感染に対する不安や収入減がある人も非常に多くなって、そして不安は非常に大きなストレスになっています。自由に出かけたり飲み会をしたりするストレス解消もなかなかできません。睡眠不足も免疫力が低下するそうであります。一度打てば生涯免疫ができるわけですので、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。
 次に、マンホールカードについて質問します。
 9月10日は下水道の日でありました。本市は下水道管の老朽化、施設の再整備の時期にさしかかっています。多額の予算が必要であり、市民生活を維持するためにも下水道の果たしている役割、重要性をPRし、市民の理解を広げる必要があります。そのPRの役割の一つがマンホールカードであると思っています。モニターをお願いします。
       (モニター使用)
 デザインマンホールは、観光資源として大きな役割を果たしています。どうぞ次。
       (モニター使用)
 外国人観光客の間では、街角のアート作品として人気であります。どうぞ次に移ってください。
       (モニター使用)
 次、どうぞ。
       (モニター使用)
 はい、次。
       (モニター使用)
 はい、次。
       (モニター使用)
 ありがとうございました。
 下水道のマンホールの蓋をデザインしたマンホールカードを本市も2種類作成しておりますが、目的と配布状況、効果を伺います。

○久高友弘 議長 
 大嶺政信上下水道部長。

◎大嶺政信 上下水道部長 
 お答えいたします。
 マンホールカードは、カード型下水道広報パンフレットであります。平成29年4月に第1弾のカードが発行され、全国で872種類、623自治体・1団体のカードが発行されております。
 カード発行の目的といたしましては、マンホールの魅力を通じて下水道の役割等を知っていただくとともに、各地に足を運んでいただくことで観光振興につなげていくことを目的としております。
 本市における令和4年7月末の配布状況といたしましては、平成30年度から配布しています魚をモチーフにしたガーラ柄が6,240枚、そのうち県外から来られた方に4,071枚、令和2年度から配布していますうふシーサー柄が3,082枚、そのうち県外から来られた方に1,785枚配布しております。
 昨年度には、テレビ番組「Youは何しに日本へ?」において、本市にマンホールカードをもらいに訪れたアメリカ合衆国出身の方が取り上げられており、観光振興への効果は大きいと考えております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 では、カードの作成費用と新しくデザインマンホールを作製する費用は幾らでしょうか。

○久高友弘 議長 
 大嶺政信上下水道部長。

◎大嶺政信 上下水道部長 
 お答えいたします。
 マンホールカードの作成費用は1ロット2,000枚で、価格は税込4万4,000円でございます。今年度は3ロット6,000枚、税込13万2,000円分の購入を予定しております。
 次に、デザインマンホールの作成費用につきましては1基当たり約40万円でありますが、新規での鋳型作成費用として別途、約30万円が必要となります。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 答弁では、カードは1ロット2,000枚で4万円、マンホール蓋は初回で1基70万円かかるという答弁でありました。(カード掲示)私も2枚いただいておりまして、これが実物であります。
 マンホールカードは無料配布でありますが、取得するには発行している自治体に直接もらいに行かなければならず、1人1枚という配布ルールがあります。そのために収集マニアは観光を兼ねて県内の自治体や全国を飛び回るそうであります。マンホールの蓋が観光経済効果ももたらすことになれば大いに有効ではないでしょうか。作成費用を上回る経済効果がもたらされることは明らかです。次の新しいカードには、ブーゲンビレアや首里織。
 その前にモニターをお願いします。
       (モニター使用)
 こういったカード、ブーゲンビレア、首里織、オオゴマダラなどの既存のもの、そして新しく首里城を中心にしたものも検討してはいかがでしょうか。見解を問います。

○久高友弘 議長 
 大嶺政信上下水道部長。

◎大嶺政信 上下水道部長 
 お答えいたします。
 首里城をイメージしたマンホールカードにつきましては沖縄県が作成しており、令和4年1月から首里城公園内の施設で配布しているところでございます。
 なお、新しいマンホールカード作成につきましては、効果や実現性を勘案しながら検討してまいりたいと考えております。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 先ほどのカード配布状況の答弁では、圧倒的に県外からの方が受け取っていることが分かりました。また、作成費用も安いために経済効果も優れたものであります。仮に、配布したカード合計で県外の方に配られた5,800枚の2割が収集マニアの場合、1,000人を超える誘客効果があるということが言えると思います。どうぞ頑張ってください。
 次に、識名霊園におけるごみ問題についてです。
 清明祭や七夕などのお墓の清掃で出る草木ごみの状況を伺います。

○久高友弘 議長 
 儀間規予子環境部長。

◎儀間規予子 環境部長 
 お答えいたします。
 本市では、識名霊園周辺地域におけるお墓の清掃から出される草木ごみ等の対策といたしまして、清明祭や七夕の時期、同地域におけるパトロールの強化のほか、清明祭の期間における休日には、ごみの持ち帰りを促すアナウンスを広報車より流すなどの啓発活動などを行ってまいりました。
 その結果、期間中のごみの回収量は2001年度の約8トンから減少し、2021年度では約0.5トンとなるなど、その状況は改善傾向にございます。
 今後も引き続き、地域の環境保全に努めてまいりたいと考えます。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 放置された草木ごみに警告シールを貼って見せしめにしたとしても、放置した方は那覇以外のほとんど遠方から来ており、これを見ることはないと私は指摘してまいりました。ごみが次のごみを呼び込まないよう、早期に回収すべきと提案してまいりました。当局もこれに対応していることは高く評価します。しかし、清明祭期間中に放置をしてしまいますと歩道にまであふれるほどでありますので、せめて週1回の回収をお願いしたいと思います。
 次に、モニターをお願いいたします。
       (モニター使用)
 識名トンネルに合流する地点の市道三原識名線は、良好な道路維持管理とは言いがたい状況です。次、どうぞ。
       (モニター使用)
 これは粗大ごみ。次、どうぞ。
       (モニター使用)
 電子レンジ、そしてテレビなども捨てられております。奥のほうに車も放置されております。はい出した雑草が道の中央まで繁茂して、不法投棄ごみは毎年のように問題になっております。モニターありがとうございました。
 ぜひこの状況を改善するために、認識と今後の対応を伺います。

○久高友弘 議長 
 幸地貴都市みらい部長。

◎幸地貴 都市みらい部長 
 お答えいたします。
 当該箇所は、県道222号線の整備に伴い市道三原識名線が分断されたことから、沖縄県南部土木事務所において付け替え道路として整備され、現在、県が管理している部分となっております。
 御指摘の雑草が繁茂している状況や放置車両などについては道路管理者として把握しており、南部土木事務所へ現場対応について再三申し送りを行っているところでございます。
 今後、管理移管へ向けて県と協議を進める中で、除草や不法投棄の防止策についても調整してまいります。

○久高友弘 議長 
 我如古一郎議員。

◆我如古一郎 議員 
 現状は県管理であっても那覇市道でありますので、主体的に環境を守る観点でごみの撤去をしてもらいたいと思います。ごみがごみ呼ぶ悪循環を断ち切るしかありません。清明祭のときの一時大量のごみは回収する理念と一緒であります。強く指摘をして終わりたいと思います。
 時間がありますので、所感を述べたいと思います。
 日本は成長できない国、危機に弱い国、競争力の弱い国となってしまいました。その最も深刻な表れは賃金であります。日本は主要国の中で唯一、実質賃金の上がらない国となり、個人消費の冷え込みが経済を低迷させております。そのことは原材料の高騰や円高の影響を価格に転嫁できず、企業が倒産し、現在苦しんでいる状況からも明らかであります。
 私たち日本共産党は新自由主義を転換し、「やさしく強い経済」の提案を行っています。第1は、政治の責任で賃金が上がる国にすることであります。人間らしい雇用のルールをつくり、非正規雇用の正規化、サービス残業の根絶、中小企業支援と一体にした最低賃金の1,500円への引き上げであります。財源は500兆円を超す大企業の内部留保であります。賃上げを促進するために内部留保にも課税をしていく必要があります。
 第2は、富裕層と大企業には応分の税負担を求めて、消費税を5%に減税することです。目的は国民の生活支援であります。特に所得の低い人ほど恩恵が及び、直接給付と同じ役割を果たしています。世界62か国で実施されている消費税減税こそ、コロナ禍と物価高から暮らしを守り、経済を立て直す決定打であります。
 第3は、ジェンダー平等の視点です。12年連続でジェンダー平等世界一のアイスランドの首相は、男女の賃金格差をなくすために企業に同一賃金の証明を義務づけ、違反があれば罰金を科す取組を行う中で経済を強くするという副産物が生まれたと述べています。年収で240万円もの男女の賃金格差解消に向けて、企業に実態を公表することを義務づけるべきであります。
 物価高騰での経済と暮らしの危機を政治の責任で乗り越えるために、日本共産党は頑張ります。一緒に力を合わせようではありませんか。
 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。

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